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X‐ファイル2016 #1~2を観てみました。

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2002年にFBIがXファイル課を閉鎖して以来10数年ぶりに、

モルダーとスカリーが元上司のスキナーFBI副長官から呼び出される――

という設定で始まる“帰ってきたXファイル”

 

“大ファン”とまでは言えないまでも、今みたいに海外ドラマが大量に見られなかった1990年代当時、毎週のテレビ放送を楽しみしてたのは覚えてます。

 

当時吹き替えで見てたので、今回も吹き替えで……と思ったけど

やや?声が違う。

調べてみると、私が見てたテレ朝版、風間杜夫&戸田恵子さんではなく

のちのソフト版 小杉十郎太&相沢恵子さんの吹き替えでした。

ならばと、今回はあえて字幕版で見てみることに。

 

注意1~2話のざっくりあらすじと感想です。ネタバレご注意ください。

 

 

#1 闘争Part1

X‐ファイル課廃止のあと、有能な外科医として活躍するスカリー、

一方のモルダーはFBIを辞めて以来、ほぼ引きこもり生活。

そんな二人に元上司のスキナー副長官から連絡が入り、

2人を人気キャスターのタッド・オマリーに引き合わせる。

 

ネットで政府の陰謀説を訴える保守派のオマリーは、

2人をスヴェタという若い女性の元へ案内する。

子供のころモルダーが合いに来たことがある、というスヴェタは、

いくつもの穴の傷痕があるお腹を見せて

この20年で何度も誘拐され、実験され、胎児の摘出を受けたと訴える。

記憶のほとんどは塗り替えられ覚えていないが、

異星人のDNAを持っているのは間違いないというが――

 

久しぶりに再会した無精ひげのモルダーと、相変わらず理知的なスカリー医師。

第一話で描かれたのは、オマリーというキャスターによってもたらされた事実。

20年のあいだに何度も異星人に誘拐され、実験されたとのスヴェタの訴えは、

政府による史上最大の陰謀の一部だったというオドロキの主張。

過去にモルダーとスカリーが没頭してきた異星人、超常現象などのすべてが

じつは人類(アメリカ政府?)が“異星人の科学技術を悪用していた”というのです。

 

第一話で同時に描かれるのは、

1947年にUFOが地球に墜落した当時の話。

そのとき調査のため呼ばれた医師は、

生き残った異星人を撃ち殺したことに憤り、遺骸を持ち帰るのですが――

 

その医師は、当時のことで良心の呵責に駆られ、10年前にモルダーのもとを訪ねたとのこと。

モルダーは今、その老医師を呼び出して、真相を問いただしますが、

老医師は何かに怯えてるのか詳しくは語らず

「ロズウェルは煙幕(カモフラージュ)だった」とだけ言い残します。

 

とにかく、この第一話では、

超常現象とか異星人による誘拐とか、オカルトとか、そんなXファイルのさまざまな事象を、

すべて政府の(あるいはそれ以上の組織の)陰謀だった、という説が打ち出され、

それをネットで公表しようとしたオマリーはサイト閉鎖に追い込まれてしまい、

生き証人であるスヴェタは何らかの手で抹殺されてしまいました。

 

電話を盗聴し、データを集め、国民を監視してる、とか、

完全武装の多国籍グループが大衆を淘汰し、隷属させるとか、

お話は昔のXファイルとはずいぶん趣が違ってきてるように感じた第一話。

この手の大がかりな陰謀ストーリーは、パーソンオブインタレスト、ブラックリスト、MRロボットなどなど……最近ではあまり珍しくないけど、けっこう面白かったです。

やっぱりモルダーとスカリーという鉄板のキャストが、

10数年のわりにはさほど劣化もせずに出てきてくれせいでしょうか。

 

オリジナルをすべて把握してるわけじゃないので、

最後に出てきた、喉の穴からタバコをすう謎の老人がいったい誰なのかわからないけど、

なんらかの黒幕なんでしょうか。。。

 

もしかしたら、本物のX‐ファイルファンからすれば

期待とは違う始まり方だったかもしれないけど、

こういうのけっこう好きです♪

 

 

#2 変異

一話目が「闘争Part1」だったので、二話目はPart2かと思いきや、

それは最終話の6話に持ち越されるようです。

 

第二話は、一話の流れをくみながらも、それとはまたべつのお話。

 

ニュージェニングス社という研究機関でサンジェイ博士がキーンという音と

謎の幻聴に襲われ、あげく耳にペーパーナイフを突き刺して自殺するという事件が起きる。

 

FBIの捜査官に復帰したモルダーとスカリーが、

死んだ博士の部屋を捜査すると、

その壁には奇形の子供の写真が何枚も貼られていた――。

 

第二話で描かれたのは、

異星人と人間との交配実験を行なっていたとみられる医師と施設。

この人体実験に国防総省が絡んでいたのではないか、と示唆するストーリーです。

 

途中、スカリーとモルダーの、手放した息子ウィリアムとの情景が描かれるんだけど、

あれは現実ではなく妄想なんでしょうね~。

スカリーは自分にも異星人のDNAがあり、ウィリアムも写真の子たちと同じように

いつか変異するのではないかと恐れているということ。

 

人体実験を行なっていたゴールドマン博士ですが、

どこかで見たことがあると思ったら「デスパレート~」のトムでした。

 

個人的には第2話のほうが面白かったかも。

私の好きなフリンジやスーパーナチュラルを思わせる導入部。

そして、その謎を捜査するモルダー&スカリー。

この一話完結の図式でいくつもエピソードを重ねられそうだけど、

今回は6話までのミニシリーズです。

 

日本ではXファイル2016と銘打たれてるけど、

アメリカではXファイル シーズン10なんですね。

クリエイターは近々にシーズン11を望んでいるけれど、

主役二人のスケジュール確保が難しくて

早急には実現できないらしいけど……

 

とりあえず、全6話、楽しみます。


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