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Channel: Saphiraの海外ドラマ中毒
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Homeland シーズン5視聴終了~感想

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なんだかバタバタしてて、ようやく落ち着いて最終話「幻の光」見られました。

このところ、ゲームオブスローンズやアウトランダー、

ラストシップ、ウェントワース女子刑務所などなど、

楽しみにしてたドラマが続々と終わり、

HOMELANDまで終わってしまって寂しいビックリマークというのがまず一番の感想。

 

注意ホームランドS5未視聴の方はネタバレご注意ください。

 

 

シーズン全体を見ると一番のクライマックスは前話「指令」

ベルリン中央駅での生物化学兵器テロが阻止されるのか?!という

ハラハラドキドキの展開。

CIAもBNDチームも揃いも揃ってアリソンの茶番にまんまと騙され空港へ急行、

キャリーだけが第六感が働き、一人中央駅へ。

混雑する駅のなか、偶然にも幸運にもテロリストの一人カシムの姿を見つけ、

銃を手に線路へ降りていく――というところで終わりました。

 

そして今回の最終話は、私としてはいろんな意味で期待を裏切られた感じ。

それぞれ、いい意味か悪い意味かは……?

 

あっさりと捕まったテロリスト集団

ここは前話のクリフハンガーから、もっと息詰まる展開を予想してたのですが、

リーダーのビビ、あっさり倒してしまいました。

これはまあ、いいでしょう。あんな恐ろしいテロ、阻止されないと困る。

だけど、ビビを倒せたのは、キャリーがカシムを説得できたからでした。

この、いまいちテロリストになりきれなかったカシムが、結局はテロを阻止してくれたってこと。

CIAもBNDも全く機能しなかったというお粗末な顛末でした。

 

ヨナスとキャリー

疲れはてたキャリーがたどり着いた先はヨナスと暮らした家。

ベッドで寝ていたキャリーにヨナスが優しく近寄って2人仲直りのSEX?

と思いきや、ヨナスはキャリーとやり直す気など毛頭ありませんでした。

キャリーはてっきりそういう意味のアレだと思ってたみたいだけどあせる

キャリーとくっついてちゃ、何に巻き込まれるか分かんないからね、ヨナス、別れて正解よ。

 

ローラ、苦渋の選択

BNDに捕まってアストリッドに脅されても、刑務所なんかへいっちゃら!と

息まいてたローラですが、

ヌーマンの亡命を撤回すると言われ、さすがに屈しました。

トルコに強制送還されると死刑も同然なのだそうです。

そしてテレビカメラの前で、自分が擁護してきたマルワンはテロリストの一味だったと

屈辱のコメント。

ローラに今後一切接触しないと告げられ、携帯を壊して捨てたヌーマン。

極秘文書流出騒動はもうこれでおしまいってことね。

 

ソールとイヴァン

拘束中のSVR支局長イヴァンを尋問するソール。

訊きたいのは、アリソンの居場所。そして、どんな方法でモスクワに逃亡するか。

あくまで自分がスパイだったと主張を曲げないイヴァンに、

アリソンの情報と引き換えに、アメリカでの証人保護プログラムを持ちかけます。

お互い熟練の諜報員どうし、相手の心を読みながらの会話。

ソールは「私をハメようと言い出したのは誰だ?」と訊いてすぐ

いや~そんなこと聞きたくないと撤回しますが、

イヴァンは自分の案だったと答えます。これってせめてもの慰めになる?

そして結局イヴァンは自分の置かれた状況を熟慮のうえ、

ソールの提案を受け入れます。

 

アリソンの末路

そして、逃走の方法を知ったソールは、人身売買組織を拠点に

モスクワに逃亡しようとしてたアリソンの車を人けのない道に誘導して銃撃。

 

これ、いちばん期待を裏切られました。

アリソン殺しちゃったら面白くないじゃないですか~!

ソールだってイヴァンに、「取り戻して罰したい」と言ってたのに、

罰するってそういうこと?

ここはちょっとガッカリでした。アリソンの屈辱的な顔を見たかった。

 

 

クインの出自

いろいろと謎の多かったクインですが、

ここへ来てアダールがその過去をキャリーに打ち明けました。

アダールが養護施設で発掘し、16歳で史上最年少で訓練を始めさせたとか。

「最小意識状態」で「認識機能の回復は難しい」と言われ、昏睡のままになってから

そんな過去聞かされるワタシら視聴者汗

恵まれない子供時代のそんな切ない話聞かされたら、

クインにますます感情移入してしまうじゃないの!

 

キャリー、ソールの誘いを断る

ソール、すっかりわだかまりが溶けたのか、

やっぱりテロにはキャリー!って再認識したのか、

CIAでかなり地位のある職を用意したようですが、

キャリーは「もう以前の自分じゃない」といってお断りしました。

だけど、すっかり足を洗ったら、ドラマは続きませんから、

やっぱりキャリーはこの先もテロと闘っていただかねば。

 

デューリングの不思議なプロポーズ

CIAの職を断って、しばらく仕事をせずに娘とゆっくり過ごしたいというキャリーに、

唐突にプロポーズ(?)するデューリング。

えー?あなた、キャリーのことそんな目で見てたの~?

ただの親切なお金持ちだと思ってたのに。

それに、キャリーのことヨナスに、精神的に不安定だ、なんて

悪口っぽいことまで言ってましたよね~。

ちょっと、このくどきシーンにはお口ポカーンでした。

 

クインの遺書兼ラブレター

さて、問題のクイン。

シリアへ行く前アダールにキャリーへの手紙を託していました。

自分は平凡な人生も恋愛も許されなかった、

死ぬべくして死んでいく、

きみを愛していた、永遠にきみのものだ」などなど、

クインとは思えない饒舌なラブレター。

最後にこんなキャラ違いの情熱的な言葉を残して退場するの?

 

僕を岬の灯台だと思ってくれ。きみの道を照らすよ」という言葉に呼応して

窓から光が差し込みました。

 

キャリーは明らかにクインを安楽死させる意図で病室に入ったはずですが、

この光で気持ちが変わるのか、

それとも、いっそうクインの後押しに感じるのか……?

願わくばクインには死んでほしくないけど、

ここまできて奇跡的に生き返ったりしたらドラマが安っぽくなっちゃいますもんねショボーン

 

期待を裏切られたといえば、今シーズン、クインがこんな状況に陥ること、

まったく予想してませんでした。

キャリーと合流した時点では、いっしょに文書漏えい問題を解決していくのかと思ったし、

サリンの実験台にされた時も、アトロピンで助かるかと思った。

 

というか、結局あそこでカシムにアトロピン打たせた意味って何だったんでしょう?

やっぱり奇跡的生還させるため?


それにしてもクイン、実験室での苦悶のビデオのなかキャリーへのサインは無かったし、

病院で危険を承知で覚醒させたときも、テロの手がかりを言えたわけでもない。

アダールに天才とまで言わせた諜報員クインとして、

今シーズンは見栄えのする活躍がちっともありませんでした。

ほんと、このまま死なせてしまうのは悔しいわ~。

 

というわけで、シーズン5視聴終了の感想でした。

愚痴っぽくなったけど、全般的にはやっぱり秀逸のドラマだと思います。

シーズン6はアメリカでも来年1月なんですねガーン

日本ではまだ当分見られそうにないわ。

 


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