シーズン13の最後は#21~24まで4話続き物という
NCISにしては珍しい構成でした。
トニー・ディノッゾ超特別捜査官、勇退の花道ということだったのでしょう。
くわしいあらすじは省きますが、ネタバレご注意ください。
21話から続いていたお話でわかったのは、NCISやMI-6の元エージェントが
次々と殺されていた事件の犯人は、今までNCISと何度となく捜査協力した
CIAのコルトだったということ。
コルトはロシアに核の情報を売り、
それを知る者たちを次々と消しては、
現場に元MI-6の脱獄犯スコットの指紋を残し、罪をかぶせてきたのでした。
そして、コルトが最後に狙ったのは、悪事の証拠となる資料をもつ
故モサド局長の娘ジヴァ。
ギブスらがそれに気づいた時には時すでに遅し、
引退後のジヴァが暮らすイスラエル郊外の農場にロケット弾が撃ち込まれ、
ジヴァの死亡が確認される。
そうなんです。
このまわりくどい事件の行きつく先は、ジヴァの死だったのです。
とはいえ、ジヴァが回想シーン以外で再登場することはなく、
数年前NCISを引退したことが語られたまま、
ストーリーから完全に消えてしまったということ。
(どこぞのドラマのように生き返ることはないでしょう)
そして、ジヴァの死に動揺し、怒りのもっていきようがなく、ギブスに食ってかかるトニー。
トニーとジヴァが惹かれあっていたのは仄めかされていたものの、、
その思いをあらわにするトニーを視聴者は初めて目にしたと思います。
ジヴァを殺したコルトを追って暴走し、自爆する展開も予想できたのですが、
実際はそうではなく、意外にも、ジヴァの幼い娘が生き残ってトニーの前に現れる。
そう、トニーはパパになってたのでした!
ジヴァとの別れ際にそういう関係になっていたようで、
うん、後付けだったとしても納得。
トニーはジヴァとの娘タリを守り育てていく決意をかため、
まずはイスラエルに飛び、そこからジヴァの好きだったパリへいって
暮らすことにしたのでした。
NCISの仲間もみなその決断を受け入れ、快く送り出してくれます。
うん、納得の去り方でした。
パリで暮らすとはっきり地名を出したことに、
将来何かあったときに協力をたのめそうな可能性を感じます。
トニーが去るのは寂しいけど、
最近のあの体型と貫禄考えると、もはや一捜査官の役では役不足になってきたかも
走って容疑者追いかけるのも大変そうだったし。
新加入の2人も頑張って盛り上げてくれるでしょう。
ギブスやアビーとの別れのハグは、ちょっとうるっときました。付き合い長かったからねー
マイケル・ウェザリー降板を知ってから、ひょっとして殉職?と案じながらもネタバレ踏まずに頑張った甲斐がありました。
ジヴァの死という不幸なオマケ付きだったけど、それ以外は考えられる限り最高の去り方だったんじゃないでしょうか。