スパドラで始まる「フォーリング・スカイズ」

スーパードラマTVで12月2日からフォーリング・スカイズが始まるんですね～！
お気に入りドラマの一つなのでちょっとご紹介。

 似たような作りの映画で「トランスフォーマー」ってありますよね。
私、本当はあの手の映画苦手なんですよ。

昔のシガニー・ウィーパーの「エイリアン」みたいな形状の地球外生命体なら
まだリアリティを感じられたんだけど、
地球外生命体が金属っていうのがムリだな～って、
最初から観る気になれなかった類の映画。

ところがこのフォーリング・スカイズはまさにそういう類のドラマ。
製作も同じスピルバーグ。
あんまり期待してなかったんですが、
カーター先生ことノア・ワイリー主演ということで
とりあえず見てみた、というのが本音。

それが意外にも、なかなかどうして面白かった。
最初は、入り込めるかな～って半信半疑だったですよ。

だって、出だしからいきなり人間とロボットみたいなものが戦ってて
画面が暗いのも手伝って、何がどうなってるのかわからなかったから。
ふつう、世紀末物って、まずは冒頭で平和な生活を送ってる様子が描かれ
それから何か恐ろしい天災や宇宙からの侵略やらがあるじゃないですか。

でもフォーリング・スカイズはもうすでに地球外生命体による侵略が
起きてしまったあとから描かれている。
何があったのかわからないまま、ただ人間とロボットが戦ってるぞ、
というスタートなんです。
この辺にちょっと違和感というか、フラストレーションを最初は感じたんだけど、
見ていくうちに、ああ～そういうことなのかとだんだんわかってきます。


すべての街は破壊され、地球は得体の知れない地球外生命体の
巨大基地に侵略されてるんですが、
生き残った人間たちは、即席の軍隊を組んで、家族などとともにキャンプを張り
スキッターとメックスと名付けた金属生命体と必死の攻防を続けてるんです。

元大学の歴史学教授だったトム・メイソン（ノア・ワイリー）は
マサチューセッツ市民軍第２連隊の副隊長を務めている。
妻を侵略の時に亡くし、3人の息子たちの成長を父として見守りながら
軍の副リーダーの役目を果たしている。

ちなみにこれがスキッターというエイリアン。
クモみたいに地面を這うように動く。
人間の子供たちを捕らえ、ハーネスをつけ、奴隷として働かせる。

 
 
それと殺戮、破壊のために作られた戦闘機械体メックス。

 
 
 じつのところ、このエイリアンたちを最初見たとき引いちゃったんですけど、
そこがドラマの良いところ――回を重ねるうちに慣れて、普通に恐ろしい敵に
見えるようになってきました。

このエイリアンとの息詰まる戦いももちろんのこと、
終末サバイバル物特有のヒューマンドラマですね、やっぱり。
ノア・ワイリー演じるトム・メイソンと息子たちの絆、
隊長を始め、同じキャンプにいる人々との信頼関係、
反乱分子との衝突などなど。
スリリングなエピソードの連続で、
エッ？次はどうなるの？てところで毎話終わる感じ。

ウォーキングデッドに通じるところもあるんだけど、
もっと雰囲気が似てるのは、明日からシーズン2の始まる「レボリューション」かな。
それらのドラマより、生き残った人間たちの統率がもっと取れてて、
エイリアンと戦う体制が整ってます。

そして、すっかり親父役が似合うようになったノア・ワイリーの息子たちは
なかなかのイケメンぞろいです。
以下、若干のネタバレありです。

 
長男　ハル・メイソン
侵略以来、一緒に戦ってきた恋人のカレンがのちにエイリアンに洗脳されて
宿敵となり、心が微妙に揺れ動く。

 

次男　ベン・メイソン
侵略後、エイリアンにさらわれ、背中に「ハーネス」と呼ばれる装置をつけられ、
その後救出されるが、ハーネスを取ったあとも人間とは思えない身体能力を
有し、エイリアンと対話ができる。

 
 三男　マット・メイソン
まだまだ甘えん坊の末っ子だが、苛酷な状況下で
シーズンを追うごとに成長していく。


DVD、スターチャンネルなどでシーズン3（各10話）まで見ましたが、
まだまだ先が気になります。
アメリカ本国ではシーズン４まで放映済み。
シーズン5も決まっているようなので、
打ち切りドラマを見せられるストレスは、とりあえずないってことですね 
シーズン3にはDr.HOUSEのウィルソン役、ロバート・ショーン・レナードも
出てますよ。

エイリアンとの戦い＋ヒューマンドラマ、ということで
機会があればぜひ、という作品です。



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