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Channel: Saphiraの海外ドラマ中毒
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CRISIS~完全犯罪のシナリオ

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 打ち切りが決まってるドラマを見るのは
なかなかテンションが上がらないものですが、
ジリアン・アンダーソンも出てるし……
ということで、見始めたCRISIS。
なんだかんだで11話まで終わり、
あと2話となりました。




 

大統領子息をはじめ、大企業のCEO, 政界の有力者、外交官などの
VIPな子供たち数十名が乗った名門バラード高校のスクールバスが
バスジャックに遇うところから話は始まります。

大きな屋敷に子供たちを監禁した犯人グループは、
生徒の親たちに次々と無理難題な指示を伝えて脅し、
それと引き換えに子供を解放していく。

犯人グループを必死で追うのは、
ブロンドのFBI捜査官とシークレットサービス捜査官の即席コンビ。

誘拐事件の起きるパイロット版から5話あたりまでは
展開がスピーディでなかなか面白かったです。


 ちょっとだけネタバレです。

















この誘拐事件、
首謀者は元CIAの分析官ギブソン(ダーモット・マローニー)。
ギブソンは、CIA長官のワイドナー(マーク・バレー)のせいで
CIAをクビになり、積年の恨みを持っている。
事件の動機はその復讐らしい。

ワイドナーは過去に、メグ・フィッチ(ジリアン・アンダーソン)の会社の協力を得て
兵士の倫理観や自衛本能を抑制する薬を極秘裏に開発。
薬を投与された兵士は、人間殺人兵器になってしまうわけです。
(そういうの、前にもどこかで見たような気はするけど……。)

ワイドナーはあるとき、その事実を人権活動家に知られたため、
殺人兵器軍団によって活動家の一家を皆殺しにしてしまう。
(なんちゅうヤツでしょう!)

CIAを追い出されたギブソンは、そうしたワイドナーの悪事を暴くため、
戦闘やITに優れたチームを率いて、大がかりな誘拐事件を決行しちゃったわけです。
(個人的な恨みを晴らすにしては、やりすぎ?)



いろんな「なぜ?」はさておき、
わが子を助けるためなら何でもやっちゃう親たちの必死さと、
それに付け込む犯人たちのエグさは前半の見どころでした。

ただ、人質事件で1シーズン引っ張るのは何ともムリがありますね
誘拐されたほうも若干マッタリしてきちゃって、緊迫感が無くなってくる。
「ホステージ」もそんな感じでしたっけ


とにもかくにも、11話でギブソンは思惑どおりワイドナー長官の悪事を世間に知らしめ、
まんまと復讐を果たしました。
大統領子息の処刑を身を挺して止める、なんて猿芝居もやってのけたり。
次週は被害者&英雄になりきってカメラの前で涙ぐんだりするのかな?

人質たちも解放されたことだし、
1シーズンで終了がちょうどいいところでしょう。

最初から最後まで、見どころはギブソンのウザさでした!
私って悪役がウザければウザいほど、
ドラマに惹かれちゃう傾向にあるのかなあせる

 

とにかく気持ち悪い。

気持ち悪さが上手いです(笑)

ダーモット・マローニー、「ベスト・フレンズ・ウェディング」のときは
ステキだったのにね~

 



犯人役のマックス・マルティーニ(ザ・ユニット、リベンジなど)や
ワイドナー役のマーク・バレー(フリンジ、ヒューマンターゲット、ボストンリーガル)は
いまやアメリカドラマでは常連の脇役ですね。
この方たちが出てるとなぜか安心します。。。。

















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