ブレイキングバッドのため契約中のhulu、
何か面白そうなものはないかと物色中、掘り出し物を見つけ、
この一週間、夢中になって観てしまいました。
サン・オブ・アナーキー
Sons of Anarchy ( 直訳すると無政府状態の息子たち?)
この絵ヅラから見ても、
暴走族の抗争とかバイオレンスばかりの硬派なドラマかと思いきや、
義理と人情の人間模様が描かれた、妙に面白いドラマでしたよ。
舞台はカリフォルニアの架空の町チャーミング。
クレイを総長とするSAMCRO(Sons of Anarchy Motorcycle Club, Redwood Original)
というバイカー集団が裏で町を仕切っている。
SAMCROは、表向きは自動車修理工場を経営しながら、
IRAなどから武器を仕入れて、黒人やヒスパニック系ギャングに売って資金源とし、
メンバーたちはそれで暮らしを立てている。
彼らは保安官事務所の署長や町の有力者などとも
持ちつ持たれつの関係を保っている。
警察と癒着した武器売買組織といえば、ひどくダーティな集団に思えるけど、
町民はそれで迷惑してるふうでもない。
必要悪として認めているのか、
それなりのギブ&テイクがあって均衡が保たれているか、
きっとそういう設定なんでしょうね。
1シーズン見終わって、すっかりハマってしまったけど、
最初のうちは登場人物や、他の組織の関係がよくわからなくて大変でした。
自分なりに整理しておくと、
①SAMCRO 銃器売買を収入源とするバイカークラブ。
②マヤンズ ヒスパニック系のバイカークラブでヘロインを密売。そのために銃が必要。
③ナイナーズ 黒人系で、ヘロインを密売。やはりそのために銃が必要。
④ダービーを始めとする白人至上主義の一味。
そうした組織が、それぞれの利益のために切迫した対立状態を続けるなか、
SAMCROは自警団さながらチャーミングの町を守っているのです。
SAMCROの中心となる3人をご紹介。
まずは副総長のジャックス。
亡き父親が初代総長で、
現・総長の妻が母親ということで、メンバーから一目置かれている。
このルックスですから、女性には不自由しません。
でも、じつは初恋のタラのことがずっと忘れられずにいるという純粋なヤツ。
そのタラを追ってきたATFのストーカー野郎との対決も、S1の見どころの一つ。
総長であるクレイを信頼し、右腕となってクラブを仕切るが、
あるとき総長だった亡き父親の、SAMCROの理想を描いた手記を見つけ、
いまのクラブの在り方に少しずつ疑問を抱くようになる。。。。
その葛藤の始まりが第一シーズンでした。
この、サルの惑星をノーメイクでイケるような方が
現、総長のクレイ。
メンバーの人望も篤く、組織をまとめる知恵も力もある。
ただし、ここぞというときの判断に、ジャックスとは小さな意思のズレがある。
ジャックスに語っていない、父親に絡む過去の秘密がありそうで、
今後の二人の衝突が気になります。
ジェマ。
組織のおかみさん、というかゴッド母さん的存在。
ジャックスの父である初代総長が死んだあと、
次期総長クレイと結婚したんですね。
そのへんのいきさつはまだ謎だけど、
とにかく、この人の存在感といったら、スゴイです。
30にもなる息子ジャックスの恋愛に、いちいち干渉。
旦那である総長クレイも、彼女にだけは頭があがらない。
1シーズンの主なストーリーは、資金不足で窮地に追い込まれたSAMCROが
武器売買をめぐって他のギャング組織ともめたり、
ATFに追いつめられたり……、まあそんな感じなんですが、
そこに、ジャックスの恋愛模様などが盛り込まれたりして、
とにかく飽きさせません。
本国では高視聴率で今年7シーズン目のファイナルを迎えるこのドラマ。
日本で観れるのは、まだhuluの2シーズンだけなんだよな~。
とりあえずあと1シーズン心して見ます。
huluさん、続くシーズンも早めの配信お願いします。
もしくはスパドラさんあたり買い付けてきてくれないかな~?
また面白いドラマに出会えたことに感謝
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