シカゴ・メッド、登場人物に慣れてきたせいかハマってきました。
第4話はとくに面白かった
ネタバレご注意ください。
まずメインのストーリーは映画館での銃乱射事件。
逃げ惑う観客たちに踏まれながら、必死で子供を守った女性が運ばれてくる。
心肺蘇生するも脳死状態。
本人の希望どおり臓器提供が着々と進められるのですが……。
やがて銃乱射犯とされる17歳の少年が運ばれてきて、
医療ドラマでよくある被害者を助けるのか?重症の加害者(犯人)を優先するのか?
という流れになるのかと思いきや、
じつはその少年はただのイタズラでやったこと。
持ってたのは銃じゃなかった!
映画の効果音もあったせいか本物の銃と勘違いした男性が
とっさに携帯していた銃で少年を撃ってしまったという悲劇。
(バトンルージュの悲しい射殺事件を思い出した方も多いのではないでしょうか)
一時は犯人を撃ったヒーローとして褒めたたえられた男性は、
一転、メディアやネットでのバッシングの的になり、
精神的におかしくなって車に飛び込んでしまいます。
チャールズ医師は男性の精神状態を心配していたにもかかわらず、
助けられなかったことに後悔の念に苛まれ、ネット社会への憤りを覚える。
それにしても、先生が男性との面談中にCTの結果を伝えに来た研修医のサラ
もっと空気読んで欲しかったわ~
そしてもう一つ印象深かったのは、臓器提供のくだり。
妻を死に至らしめた張本人である少年に、妻の肝臓提供を決めた夫。
なんと寛大な人……と思いきや、
麻酔から覚めたばかりの少年の病室に乗り込み、
生かしておくのは、死ぬまで苦しめてやるためだ!と罵倒する。
これは読めない展開でした。
だけど、ダンナさんの気持ちはよくわかる。
あの少年はずっと十字架を背負って生きるんだろうな~。
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あと、サブのストーリーも面白かったです。
食べてもすぐ吐いてしまう痩せ細った少女。
そばには何かと口を挟むうるさい母親。
それを見て、過去の友人のことを思い出し、
拒食症と決めつけてしまったナタリー。
チャールズ先生がプラセボ(偽薬)を使って精神的な病ではないと診断。
先入観で診断してはいけないという教訓だけど、
この精神科部長の存在がなかなかいいですね。
それと、銃乱射の被害者とごまかしてちゃっかりERに来た老女。
黒人ナースのエイプリルに差別的な発言をしたり、
東洋人が優秀だからとイーサンを指名したり。
レイシストの彼女に黒人の血が数パーセント混じってたというオチ。
これも面白かったです。
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それに比べて今週のグレアナは
登場人物の愛だ恋だすったもんだが多すぎて退屈でした。
グライダー事故の患者の診断でメレディスとリックとオーウェンが揉めたのと、
クリニックの女性患者の珍しい病名をアレックスが突き止めた、ってことぐらい。
産休中のエイプリルは相変わらず面倒くさいし、
新婚のアメリアも相変わらずややこしい。
第4話の対決(?)は完全にシカゴ・メッドに軍配ね