第二話「The Man in the Basement」
あいかわらずクインのことが心配だけど、
キャリーはそうとばかり言ってられない状況に陥りつつあります。
ネタバレご注意ください。
ソールとの駆け引き
キャリーの働く法律事務所にソールが訪ねてきて、
キャリーが次期大統領キーンに助言してるのは君だろうとカマをかけます。
安全保障政策の立案をしてるのはキャリーだと。
キーンもキャリーもデューリングの知人だからという推理だったようですが、
キャリーは完全否定して、ソールを追い返します。
でも、後半でわかるんだけど、
ソールの推理はどうやら図星だったみたい。
キャリーはこっそりキーンと秘書の部屋を訪ねています。
ソールとは別に、アダールはキーンの秘書ロブを呼び出し、
イランが核合意を破っているので、
核取引の送金を行なってたイランのナフィーシをアブダビで拉致する作戦を告げる。
これに関して次期大統領の意見を仰ぎたいという、現大統領の言葉を伝える。
中東と北朝鮮の核に関する生臭い話が絡んできました。
アダールたちは、次期大統領キーンが、票は稼げても仕事はできないとみなしてる。
キーンに助言を求められたキャリーは、
アブダビの作戦には国益を守れる人を送るべき。それはソールだと。
ソールとはいろいろな因縁があれど、やはり一番信頼してるんですね。
セク―にかけられた罠
ネットで反米を主張、自爆犯を称えたテロリストとして捕らえられたセク―。
彼は一緒に動画を撮ってた友人のサード・マスードに
ナイジェリアへ行くための5,000ドルを借りたのですが、
キャリーがマックスに頼んで調査した結果、FBIの罠であったことが判明。
サードは麻薬関係のギャングのボスだったが、
無罪放免と引き換えにFBIのコンリンのCIとなっていたんですね。
(久々のマックス登場)
黒幕がFBIかNSAか知らないけど、
無実のイスラム教徒をテロリストに仕立て上げる理由がいまだよくわかりません。
そうすることで、どこかの誰かに都合がいいのかな。
これは今後わかってくることですね。
気の毒な無実のセク―は7年の懲役刑を免れないんでしょうか~?
地下にいる男クイン
キャリーが発作防止の薬を飲ませようとしても取り付く島もないクイン。
助っ人マックスにクインのお守りを頼んでキャリーは仕事に出かけます。
ところが一人ふらふらと地下室を出て雑貨店に向かったクインは
そこで発作を起こして倒れます。
マックスが呼んだ救急隊を拒否し地下室に帰る。
「クインはとても不幸だ。きみに複雑な感情を抱いている」とキャリーに告げるマックス。
クインはあのサリンのことを覚えていなかったんですね。
今のクインにあの悲惨な動画を見せるってどうなの??と思ったけど、
案外それが前へ進むきっかけになるのかな……?(希望的観測ですが)
「君が救ったのか? なぜ救った?」とクインに訊かれ、
「なぜ? なぜって……?」と涙にむせぶキャリー。
いろんな感情をその涙と表情だけで演じた深いシーンでした。
セク―のこともイランの核のことも気になるけど、
やっぱり一番気になるのはクインだな~。