amazonオリジナルドラマ「高い城の男」、
アマゾンがこれまで製作したパイロット版のなかで
ダントツで視聴されたドラマだという触れ込み。
全く何の前情報も読まずに観てみたら、その内容に驚きました。
時は1960年代
第二次世界大戦に枢軸国側が勝利したという設定の
パラレルワールドが舞台となっています。
アメリカの地がナチスドイツと日本に分割統治されてる世界。
ニューヨークを中心とした東側は「大ナチス帝国」
サンフランシスコを中心とした西側は「日本太平洋合衆国」
この突飛な発想、面白い!新しいドラマだ~!って思ったんだけど、
これってフィリップ・K・ディックという作家の1962年のSF小説が原作なんですね。
まったく不勉強で知りませんでした。
「高い城の男」とは、連合国側が勝った世界を描いた
反ファシズム映画の製作者のことらしいんですが、
まだ3話しか見てないので詳細は不明です。
ナチスドイツと日本の圧政に苦しむアメリカ市民の中には、
ひそかに抵抗を試みようとするレジスタンス組織があって、
ヒロインのジュリアナはレジスタンスの妹から託されたフィルムを
高い城の男に届けるべく中立地帯へと向かうのですが、
そこで同じレジスタンスに成りすましたナチスの工作員ジョーと出会う。
このイケメン、ジョーが最後にはジュリアナの味方となるのか、
根っからのナチスの工作員なのか、いまはまだわからないところ。
問題のフィルムにはアメリカが勝利したニュース映像が映されているんですよね~。
あれが(最近大流行りの)パラレルワールドの映像なのか……。
この先どんな展開になっていくのか全く読めません。
アメリカは今んとここんな状態になってます。
NYのタイムズスクエアにはナチスの鉤十字のマークが躍り、
星条旗ならぬ鉤十字が描かれた東アメリカ国旗。
かたや日本合衆国には旭日旗がひるがえったり。
いつもながら、胡散臭い日本語を話す日本人が出てきたり、
苦笑、失笑の連続ですが、
それでもまあ、これだけ日本がクローズアップされるアメドラも珍しいので
この先の展開がいろんな意味で楽しみです。
アメリカではすでにシーズン2が配信されてるんですね。
これはますます楽しみです。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568) Amazon |