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Channel: Saphiraの海外ドラマ中毒
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パーソン・オブ・インタレストS7#13【最終回】「正常終了」

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ついに終わってしまいました。

最終回はマシンとサマリタンの最終攻防の他に、

マシンが人間の死、命をどう理解したか、ということに焦点が当てられました。

人工知能は単に無機質な機械ではない、

そんなPOIの主張が感じられるような

いろんな意味で納得のいく終わり方だったと思います。

 

注意ネタバレご注意ください。

 

アイス・ナインによるシステムダウンが世界中を混乱させるなか、

サマリタンはいまだ自らが生き延びる手立てを探していた。

マシンもサマリタンの息の根を止めるべく、かろうじて生き延びている。

 

墓地にて

ルートの墓に最後の別れを告げに来たショウは、敵がルートの遺体から

人工内耳を回収していたことを知る。

それによってショウはマシンと会話できるが、同時にサマリタンに

こちらの居場所を突き止められることにもなる。

ショウはマシンの導きで、送られてきた戦闘員をやり過ごし、墓地を脱出する。

 

警察署にて

サマリタンはリースとファスコの動向も突き止めていた。

リースは「スーツの男」容疑、ファスコは「ルルー捜査官失踪関連」の容疑で拘束され、

埠頭で処刑されそうになるが、マシンが雇った狙撃手によって助けられる。

フィンチが現れ、この戦いを終わらせようと告げる。

 

地下鉄の基地にて

しかし戦うすべを計りかねているフィンチに、

ショウは「マシンのコアコードをコピーしろと指示を受けた」とカバンを渡す。

それを聞き、サマリタンが自分のバックアップコピーを、

ウィルスの影響を受けない安全なサーバーに移したのだと察し、

リースと共にサマリタンを破壊しに向かう。

 

ここでリースはファスコと「できれば死ぬな」、「あんたもな」と声を掛け合いますが、

あとで思えばこれが2人の最後のシーンだったわけですね汗汗汗

 

マシンを守るために地下鉄基地に残ったショウとファスコの元へ

まもなくサマリタンの戦闘員がやってくる。

ショウはマシンの指示で地下の壁を破壊し、地下鉄をスタートさせる。

乗り込んできたブラックウェルを拘束し、所持していた武器から、

ショウはこの男がルートを殺したのだと知る。

マシンはルートの代わりにショウに告げる。

あなたは人と感じ方が違うのを欠陥だと思っているけど

だからこそあなたは美しい

もしも“形(シェイプ)”ならあなたはまっすぐな“矢”だと。

やがて停止した駅で降りようとしたとき、

ブラックウェルはファスコの腹を刺して逃走。

 

マシンからルートの言葉を聞かされ、ショウが初めて悲しみの感情をあらわにした貴重なシーン。

クールな顔で涙をこらえるショウがほんとにキレイでした。

 

連邦準備銀行にて

サマリタンのコピーが連邦準備銀行のサーバーにあると踏んだフィンチはリースを従え、

アタッシェケースに熱核兵器が入っていると守衛を脅し

ビルじゅうを避難させつつ地下の金庫内のサーバーへ向かう。

戦闘員が次々と襲ってくるなか、フィンチは腹に銃弾を受けながらも、

そこでサマリタンのコピーにウィルスをアップロード。

しかし、サマリタンは自らのコピーをロシアの衛星に一時避難させるため、

ミッドタウンにあるトーラス・アンテナへと逃亡したことがわかる。

マシンはフィンチに伝えてきた。

サマリタンは衛星にコピーを送ったあと、その痕跡を消すため巡航ミサイルで

アンテナを破壊するつもりだ。

マシンのコピーを衛星に送る役目の人は生きて戻れないと。

その役目は自分だと確信しているフィンチはリースを金庫に閉じ込め、

永遠の別れを告げる。

 

ここで“スーツの男”の真骨頂、素手での戦いの見納めでした。

金庫に閉じ込められたリースが珍しく大きな声でフィンチと叫んでたから

これでついに2人はお別れかと思ったら――。

 

ミッドタウンのビル屋上にて

衛星が上空を通過するまで最後の数分を待ちながら、

フィンチはルートの幻覚となったマシンと死生観にまつわる話をする。

マシンは命の意味がわかったはずなのに、自分が死ぬまぎわに

それを忘れてしまっているという。

やがてフィンチは自分のいる屋上が正しくないことに気づき、

近くのビルの屋上にリースの姿を見とめる。

リースはマシンとは昔、協定を結んだのだといって、

借りは後でまとめて返す、という言葉をフィンチに思い出させた。

 

衛星が近づき、リースはサマリタンの戦闘員と銃撃戦をしながら、

ウィルスをアップロードする。

屋上を去ることができないフィンチにマシンは

「リースの計画を無駄にしないで」と声をかける。

「私たちはいくつも間違いを犯したけれど、

それでも人の命を救ったのだ」と。

屋上を去る決意をしたフィンチ。それを見送って微笑むリース。

マシンはサマリタンを攻撃するため衛星へ送られ、

直後にリースのいる屋上はミサイルにより破壊される。

 

ピアノの音楽が流れるなか、すごく悲しいけど、すごくいい場面でした。

「あの日あんたはくれたんだ――生きる目的を」とリースが言ったとき

シーズン1当初のことを思い出してウルッときました。

微笑みさえ浮かべて最後の使命をまっとうするリース。くう~!かっこいい。

そんな彼のヒーローとしての原点が、幼くして失くした父の姿にあったとは。

これも最後にふさわいい巧い演出でしたね~。

 

 

戦いのあと

ウィルス感染した国のネットワークシステムはほぼ回復。

ギャリソン議員は、今回のサイバー攻撃は中国によるものと報告するが、

他の議員たちはギャリソンが手掛けた“ノーザンライツ計画”のものだと非難。

仮にそうだったとしても、ノーザンライツは過去のもの。

関係者はすべて担当部門を去ったと答える。

 

ショウはブラックウェルのアパートへ行き、ルートの仇を討った。

 

フィンチは川辺で絵を描くグレースのもとへ歩み寄り、再会を果たす。

 

ファスコは元気になり警察に復職。カフェでショウと待ち合わせ

彼女にベアを引き渡す。

フィンチとリースの消息を知らないファスコは、またいつかどこかでな、と

明るくショウを見送る。

 

地下鉄基地では、音声プロトコルに残ったマシンの声が

すべての戦いが終了したことを告げている。

しかし、その後マシンはコンピューターを起動させ、

“ヒューリスティック修復中

オンライン接続 指示を待機”の表示が画面に表れる…… 

 

ベアを連れて街を歩くショウの横で公衆電話がなり、思わず手に取るショウ。

そして監視カメラを見上げ、笑みを浮かべてそこを去っていく。

 

 

――――――

シリーズ全体を振り返ってみれば、POIの前半はHRとの戦いが主で

レギュラーキャストにカーター刑事がいました。

後半はサマリタンとの戦い、レギュラーはルートとショウに入れ替わり。

どちらもそれなりに面白かったし、

「人を救う」という大前提は最後までブレませんでした。

 

予測するために作られたマシンは、

人の瞬間ごとを切り取りながら分析するうちに、

本当の人間よりよほど命の大切さに気づくようになっていったんですね。

 

マシンを作ったことは間違いだったのではないかと自分を責めるフィンチに

過ちもあったけれど、人を救ったのだから意義もあった、と励ますマシン。

フィンチがマシンや友人たちの思いを受け止めてグレースに会いにいったのも、

胸が打たれました。

 

そして何より、リースが英雄として笑みを浮かべて死んでいったのが救われます。

ショウの最後の笑みもよかった。

ハッピーエンドといえるかどうかわからないけど、

後味が悪くないのは、彼らの笑顔のおかげでしょう。

 

ところで、ショウが主役でのスピンオフがあるんじゃないか?という噂もあるけど、

マシンを指示待ちの待機状態で終わらせたのは、そんな可能性を残してる証拠かも。

ファスコも元気だし、フィンチだってまた関われるかも。

そして、待てよ……屋上にミサイル飛んできたけど、リースの死の場面はない。

いやいやいや、実は生きていた?――いくらなんでもそんなベタな展開はね~。

単なる私の妄想ですあせるあせるあせる

 

 

でも、なんとなく何年後かにスピンオフがあるかも、

なんて期待させるような終わり方でした。

 

とにかく5シーズン楽しませてくれてありがとうと言いたいです~ビックリマーク

 

 

 
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