ダウントン・アビー、ファイナルとなるS6すべて見終わりました。
率直な感想――
こういう絵に描いたようなハッピーエンドも
たまにはグッドなんじゃないの~と思いました。
ダウントンアビー第9話クリスマススペシャルは2時間ということで
スタチャンでは#9と#10に分けて放映されました。
ネタバレご注意ください。
せっかく最後まで見届けたので、
それぞれ登場人物が最後にどうなったか書き留めておきます。
レディ・メアリー
マシューの死以来、紆余曲折を経て、レーサーのヘンリー・タルボット(マシュー・グード)
と結婚。ヘンリーは友の死を機にレーサーを辞め、トムと一緒に中古車販売の事業を
始めることに。
レディ・イーディス
バーティの母ぺラム夫人に結婚を許され、マリゴールドをつれて晴れて結婚。
最終回はイーディスの結婚式がしめくくりとなりました。
メアリーとの姉妹関係も明るい見通し。ようやく幸せになれて良かったよかった。
ロバート、コーラ、ヴァイオレット
病院のことでいろいろもめてたけど、ヴァイオレットが折れた形で
コーラが町のために病院の新体制を推進していくことになりました。
ロバートも外でコーラの活動を理解し、見守ることに。
ベイツ、アンナ
レイプされたり殺人容疑かけられたり流産したり悲しいことの連続だったアンナも
ついに男の子を出産。
メアリーお嬢様の部屋で破水、そのままそこで出産とは、時代も変わったな~と。
イザベル
不治の病に侵されたマートン卿を、息子と嫁の手から強引に奪還。
私が面倒をみます!と言い切ったけど、結局マートン卿はただの貧血だと判明。
今回、このエピソードが痛快でした。ヴァイオレットの協力があったとはいえ、
遺産目当ての義理娘からマートン卿を奪い取ったイザベルはあっぱれ。
幸せに暮らしてほしい。
デイジー
アンドリューにつれない態度を取ったあと、にわかに彼のことが気になってきたデイジー。
パットモアさんにはっぱをかけられ、アンドリューとの将来を真剣に思い描くとともに、
ダウントンを出てメイソンさんの家に移り住むことを決意します。
モールズリ―さん
町の学校で教壇に立つことになり、ダウントンをやめて教員宿舎に移ります。
行事のときはダウントンに手伝いにくるそうだけど、バクスターさんとはいつか
夫婦になりそうな雰囲気でしたね。
カーソンさん、ヒューズさん
カーソンさんは手の震えが治らず、執事の座を辞することを決意。
ロバートの配慮により、今後は相談役としてダウントンを支えることとなる。
バロー
リストラによってダウントンを追われ、意にそぐわぬ職場に移っていたバロー、
カーソンさんの代わりにダウントンで執事として復職することに。
このトーマス・バローのダウントン復帰がいちばんうれしかった。
最初はイジワル極まりないヤツだったけど、最近はどんどん気の毒になってきて、
ダウントンを去る彼が可哀想でならなかった。
ロバートに執事の職を依頼されたときのうれしそうな顔、忘れられません。
――――――
さてさて、登場人物みんなが収まるところにおさまったというか、
いろいろと予測できる展開ではあったけれど、
最高にハッピーな終わり方でよかったと思います。
6の途中でアメリカから戻ってきたトム・ブランソンは、
本人には特に目立った出来事があったわけではなかったけど、
メアリーとヘンリーの恋のキューピッド役に徹したり、
メアリーとイーディス姉妹がぶつかったとき間に立ったり、
つねに潤滑油的ないい役割を果たしてくれました。
このまま話が続けば、ブーケを受け取った編集者と恋が進展しそうにも思えましたが。
それと、今年、番狂わせの(?)エミー賞助演女優賞をとったマギー・スミス演じる
ヴァイオレット。
いや~ほんとにいい味を出してました。
後半は、イザベルとの友人関係がすごくよかったし、
いじわる侍女のデンカ―の扱いも胸がすっとした。
ダウントンが終わることでマギー・スミスの演技が見られなくなるのが一番残念かも。
以前、ダウントンアビーのことを、UK版「渡る世間……」書いたことがあるような気がします。
(橋田寿賀子ドラマまったく見たことのない私が言うのもなんですが)
貴族の伝統全盛のころのイギリスのお屋敷の裏事情を見るようでとても興味深く楽しかった。
お嬢様が結婚前に殿方と床を共にするのがスキャンダルになってしまうような時代のね。
クライム物、法廷物、ロマンス、SF、アメコミ、ファンタジー、ドラマ界はいろんなジャンルが
しのぎを削ってるけど、
ダウントンアビーのような時代物メロドラマ(?)は珍しかったんじゃないでしょうか。
肩がこらずに気軽にみられるこういうジャンルのドラマ、また出てくるといいな~。
とにかく全6シーズン、楽しませてくれてありがとうございました!です。
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