SUITSシーズン5も終了しました。
今シーズンはこのドラマのセールスポイントでもウィークポイントでもある
マイクのニセ弁護士問題についにメスを入れたシーズン。
そのせいかIMDbの評価だけ見ると、ドラマスタート時よりむしろ高評価のオール9点越え。
視聴率自体は確実に減ってるようですが、それでもいまだUSA Networkの稼ぎ頭ってことで
シーズン6も始まっています。
製作側もこのままマイクにニセ弁護士を続けさせてたら視聴者が納得しないと悟ったのか、
今シーズンはハーヴィー、マイクを始め事務所全体がみそぎをすることに――。
ネタバレご注意ください。
有罪か無罪か取引か
#15で自分を信じて判決を待つとレイチェルに約束したマイク。
窃盗で捕まった依頼人ディアスが無罪放免の条件で検察と取引すると聞き、
「僕なら仲間を売ったりしない」と説得を試みるも、
「俺が有罪なら、あいつらも有罪さ」と言い返され、
ハッとしてギブス検事補の元へ走ったのでした。
マイクは結局、自分が有罪になればハーヴィーや事務所もいずれ有罪になると思い、
彼らを追及しないことを条件に2年の服役刑を受けることに。
大慌てのハーヴィーは法廷へ乗り込んで取引を中止させようとするが、
取り消しできないようにマイクが周到に手筈をつけていた。
72時間後に刑務所に出頭するよう判事に宣告される。
レイチェルは「私たちの2年をあなたが奪うのよ!」とパニックに。
陪審長に告げられた事実
ドナのコネで陪審長を調べて訪ねたハーヴィーは
陪審の判決が無罪だったことを知る。
「あの男がロースクールを出てないことは誰でもわかるが、
検察の主張は弱かった」
有罪にするだけの証拠がなかったのだ。
レイチェルに責められ、「僕のしたことは間違ってた?」と訊くマイクに、
ハーヴィーは陪審判決が有罪だった、だからおまえのしたことは正しいと嘘をつく。
出頭前の結婚
7年の有罪判決が取引のおかげで2年で済んだと知り、機嫌をなおすレイチェル。
刑務所に行く前に妻にしてと言う。
マイクもその気になって、信頼する神父の教会で式をあげようと準備、
レイチェルの両親に出席してほしいと頼みに行くが――。
レイチェルの父ゼインは結婚に猛反対。
詐欺師の妻は弁護士になれないと言って結婚を止めようとするが
レイチェルは頑として言うことを聞かない。
ハーヴィー、最後の手段
なんとか取引を無効にしようと書類をひっくり返して調べまくるハーヴィー。
ドナの提案で、以前ドナが有罪になりかけたリバティー鉄道の殺人の案件で
ギブスを釣ろうとしたが、あっさり断られもはや八方ふさがり。
マイクに本当は無罪だったという事実を暴露し、
おまえなんかムショ暮らしに耐えられないといってつかみかかる。
マイクをわざと怒らせて「すべてお前のせいだ」と言わせたかったのだ。
だが、ギブスに電話して(自分を売れ)と言っても、マイクは聞かない。
事務所、崩壊の危機
マイクが携わった案件がすべて訴訟になることが確実になり、
ゼインの事務所はパートナーやパラリーガルを顧客ごと引き抜きにかかる。
事務所の経営者が法を犯した場合は競業避止義務(従業員の退職後に競業他社への就職を禁ずること)
が発生しないという定款を利用するため、
部下のカトリーナを使ってルイスに”マイクが無資格だと知っていた”ことを白状させたのだ。
ジェシカやルイスの最後のあがきもむなしく、
事務所にはついに誰もいなくなった。
実現しなかった結婚式
式当日、ウェディングドレス姿のレイチェルに、
マイクはご両親が悲しそうだった、と言い
君の未来は奪えない、
やはり今は結婚はやめるべきだと告げる。
涙に暮れるレイチェルを残し、
マイクはハーヴィーの車に乗り込んで刑務所へ。
マイク「あなたは悪くない。僕が雇ってと説得したんだから」
ハーヴィー「決めたのは俺だ」
マ「こうなると分かってても同じことをした」
ハ「俺もだ」
この2人のラストは男の友情って感じでなかなかいいシーンでした。
ニセ弁護士ストーリーを必死で正当化してるようにも見えたけどね
それにしても式当日のドタキャンストーリーは「またか」って感じ
お父さんたちが悲しそうだったからって、
犯罪者と結婚したらレイチェルが弁護士になれないかもしれないってことは
ずっと前から分かってたことなのに、なんでこんなギリギリって話ですよね。
まあ、いいわ。
取引したマイクに腹立てたレイチェルは自分勝手だな~と思ったけど、
父親に止められてもマイクへの愛を優先したところは褒めてやりましょう。
(ほんとはもっと現実的になれ!と言ってやりたいけど)
さて、これでマイクはとうとう刑務所に入ることになりました。
今後、再審請求でもして無罪判決勝ち取るのかな?
陪審長に「検察の主張は弱かった」と言わせてるしね~。
法律的なことはわからないけど、いつまでもマイクをムショ暮らしさせとくことはないでしょう。
グッドワイフのケイリーも刑務所に入ったあと無罪放免で仕事に戻れたし、
それを言うならホワイトカラーのニールはFBIに協力して服役免除。
なんでもアリですね
今後、どんな脚本が待っているのかある意味、楽しみです。