ラストシップ、シーズン2、最終話直前、大盛り上がりの第12話でした。
全人類を滅ぼしかねない恐ろしいウィルスの治療薬がせっかくできたのに、
その始原株を独占して、選ばれた者たちだけで国家を築こうと目論む女指導者が現れ、
この女との長い戦いを予感させてスタートしたシーズン2。
ところが、女の野望はあっさり潰え、ネイサン・ジェイムズ号との激闘は2話で終結。
この先まだ人間どうし戦わせるんかい?と疑問に思ったシーズン冒頭でしたが…………
NJ号の前にまたまた新たな敵が。
詳しいあらすじは無しですが、ネタバレ感想ご注意ください。
新たな敵とは、英潜水艦を率いるショーン・ラムジーというイギリス男とその弟。
新興宗教の教祖よろしく生き残った人々に理想郷の話をもっともらしく説き、
ネイサン・ジェイムズ号こそウィルスをばらまいた悪の根源だと噂を広める。
じつは彼らは、このウィルスに生まれつき免疫のある特別な人間の集まり。
免疫者だけで世界を支配しようというイカれた野望を抱き、
生き残っている人たちにわざとウィルスをまき散らすとんでも集団
合衆国海軍が市民を攻撃したように見せるニセ動画をネットで流し、
軍艦を見かけたら情報を!とか、わざとらしく市民に呼びかける、
敵ながらなかなかの知能犯!
トム・チャンドラーはじめNJ号の乗員たちは、
レイチェルが作ったワクチンを一刻も早く市民に届けたいのに、
その動きを全力で阻止しようとするラムジー兄弟。
――――
そしてついにこの免疫者集団とネイサン・ジェイムズ号の対決の時となった12話。
狭い水路に入り込み、じわじわと潜水艦に追いつめられるNJ号は
ラムジーの呼びかけで集まった一般市民のボートに四方を囲まれ窮地に。
トム艦長は、もう隠れるのをやめ、こっちから先制攻撃をすると決断。
ニセの目撃情報をネットで流し、こちらから攻撃しやすい場所に
潜水艦を誘導するという作戦でしたが――
いや~面白かった。
やっぱこのドラマ、宇宙戦艦ヤマト的ノスタルジー感じる~
正直、意外性もひねりもないんですよ
でも、みごとなまでに勧善懲悪を実現してくれて、嬉しいんですよね~w
静寂のなか、海水の音だけで敵艦の位置を感じ取ろうとする両艦長の攻防。
ついにその位置を察知したときの両者の驚き、
射程距離を確保すべく艦を急発進させる両者。
今にも波動砲発射~!とか始まりそうでドキドキワクワク。
いっぽうの陸地では、副艦長率いる精鋭チームが敵のミサイル攻撃を阻止。
おまけにその地対空ミサイルを奪っちゃって浮上した潜水艦に向かって
ドカーン
すいません一人で興奮して
わけのわからない独りごとになってしまいました。
IMDbのレーティングは両シーズン通して最高の9.4でしたヨ。
撃沈された潜水艦の中で、ラムジーはまだ生きてたっぽいけど、
あの男がまだ引っ張るかな~?(ラムジーって名前の方、このところ悪役ばかりでご愁傷さまです)
大統領役のマーク・モーゼスさん、どうやら今回は誠実な人役っぽいけど、
それでも100パー信じられない疑り深いアタシ。
だってこの人だもの……
さて、空気感染する治療薬という夢のワクチンができたけど、
このまますんなり済むなら2シーズンで終わりですよね。
シーズン3も始まってるんだから、また新たな問題が起きるんでしょうね。
ネイサン・ジェイムズのクルー、カッコいいから何やっても許すわ
次回、シーズン最終話です。