Netflixオリジナルの最大の目玉「ハウス・オブ・カード」
シーズン2を見てからずいぶんお預けを食らってたのですが、
今回テレビ買い替えの際に家族の名で無料視聴トライアルを実施。
やっぱり中毒性がすごすぎてイッキ見です。
シーズン3のごく簡単なあらすじと感想です。
ネタバレご注意ください。
前ウォーカー大統領を弾劾裁判のすえ任期半ばの辞職に追い込んだあと、
まんまとその座を継いだフランク・アンダーウッドですが、
単なる「つなぎの大統領」と、まわりの反応はきわめてシビア。
就任後の半年間で、メディアには「非効率的で指導力に欠ける」とレッテルを貼られ、
民主党議会幹部からは、「18ヶ月後の選挙に向けて、勝てる候補者を選ぶ。
あなたが立っても支持はしない」と言い渡される始末。
そんな事態を打開しようと、フランクは「アメリカ・ワークス」という雇用プログラムを
自分の政治政策の目玉として打ち出すのですが、
予算の使い道に問題があるとして幹部は猛反対。
それでも、半ば独裁的に「アム・ワークス」を推し進め、
大統領の座を守るべく次期選挙戦に打って出ようと必死のフランク。
腹黒、冷淡、計算高さで野望の階段をのぼりつめたフランクですが、
さすがに大統領ともなると、自分の野心のためだけに動くわけにもいきません。
状況に応じて正義やモラルと天秤にかけなければならない局面もある。
そんな彼の戸惑いや迷いが弱さとさえ感じられた前半。
殺人にまで手を染めた前2シーズンのショッキングなストーリーから見ると、
ちょっと過激さはトーンダウンというかまともというか(笑)、正統派政治ドラマの様相。
お得意のカメラ目線で語りかける場面も少なめでしたが、
それでもぐいぐい引きつける力は健在です。
妻のクレアは今シーズンは国連大使の座を手中に。
ときに大統領の職務に協力したり悪影響をあたえたり。
単なるファーストレディの座ではガマンできない野心満々のクレアが
今シーズンも夫に負けずとも劣らずの暴走ぶり。
旦那が大統領で妻が国連大使というありえないシチュエーションでロシアとの外交に当たるんだけど、妻を信じすぎたせいでとんでもない政治判断のミスをおかしてしまうフランク。
なんだかんだ言って、クレアはフランクの最大のアキレス腱です。
シーズン後半、それぞれに政治的野心を抑えられない夫婦のあいだに
徐々に埋められない溝ができてゆきます。
そういえば、ロシア大統領ペトロフはマッツさんのお兄さんのラーズ・ミケルセン。
明らかにプーチンをイメージしたと思われるロシア大統領を好演、
フランクと心理戦を闘わせるシーンは今シーズンの見どころの一つでしょう。
さて、シーズン2ラストでレイチェルに殺されたかと思ったダグ・スタンパー。
なんと瀕死の状態で病院に運ばれ、一命をとりとめました。
よかった~。
だけど、心身もろともリハビリ中の今シーズンは、
何やら行動が意味不明です。
フランクにはゆっくりリハビリしろと言われたものの、
復帰を焦るあまり、対立候補のダンバーに近づくダグ。
フランクを裏切るのかと思いきや、実はスパイになろうとしてたみたい。
いっぽうではレイチェルへの複雑な思いに憑りつかれ、
断酒していたアルコールに手を出してしまう。
そしてハッカーのギャヴィンを使って、執拗なまでにレイチェルの行方を追い
最後にはなんと――!
というわけで、今はこのドラマにかかりきりで
ほかのドラマに手を出せない状態。
HDDに溜まっていくドラマたちも気になりながら、
引き続きシーズン4も視聴中です。