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クリミナル・マインドS10 #13「ギデオンの遺言」

今回はギデオンをフィーチャーしたエピソード。
といってもマンディ・パティンキンが出るわけじゃなく、
なんで今さらギデオン?という不思議もあって楽しみにしてたのですが――。

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 ネタバレご注意ください。

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冒頭、打ちひしがれた様子で現場へと車を走らせるリード。
殺人現場の山小屋には白いシートを掛けられた射殺体が横たわる。

それを取り囲む沈鬱な顔のBAUメンバー。
ガルシアまでがそこへ現れ、「本当なの?」と訊く。
ホッチはうなずいて「ギデオンだ」と断言。

そこからストーリーは始まります。

メンバーたちが悲しみをこらえつつ捜査を進めていくうち、
ギデオン殺害事件の犯人は、
37年前の連続女性殺人事件の犯人と同一らしいとわかってきます。
その事件とは、若き日のギデオンとロッシがBAUの前身BSUで捜査し、
未解決のままになっている事件。


ほんと、ギデオンのお話なのに、ギデオン役だったマンディ・パティンキンは
一瞬たりとも(回想すら、写真すら)出てこない。
パティンキンはクリマイを降板して数年後、
「クリミナル・マインドに出演したこと自体が間違いだった
拷問、レイプなどの残虐シーンに耐えられなかった」
と告白しているとおり、
この番組にはもはや一切かかわりたくないはずなんですね。

ドラマ上でも「リードに手紙だけ残して」突然消えてしまったギデオン。
みんなが8年も会ってなかったというのに、
なぜ制作側はいまごろお話にギデオンを引っ張り出し、しかも殺してしまったのか?
ギデオンというキャラクターに対するけじめだったんでしょうかね。

とまあ、やや違和感はあったものの、
ギデオンをたっぷりなつかしむ作りにはなってました。
山小屋に置かれたチェスボードや鳥の絵、好物だったミントアイス。
メンバーがギデオンとの思い出を語るシーンもちょいちょいはさまれ――。


で、何より見ものなのは、ギデオンとロッシの1978年当時の回想シーン。

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若き日のギデオンの役者さんが笑っちゃうぐらい似てて、本当にナイスキャスティング。
表情なんかは研究して似せたんでしょうね~。


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ギデオンは結局、37年前のコールドケースの犯人を見つけたせいで
殺されてしまったんだけど、この犯人がお粗末だったな~
ギデオンともあろう人が、こんなやつに簡単に殺されるかい?
もうちょっとギデオンという役柄をリスペクトした殺し方(?)にしてほしかった。

当時のロッシとギデオン、どちらも妻が妊娠中という設定でした。
ギデオンの成長した息子スティーヴンはこのエピソードに登場するけど、
若いギデオンが「自分が何故いらついてるかプロファイルしてみろ」と言うと、
「俺と同じさ。父親になるんだろ」とロッシが答えるシーンはほのぼのでした。


さて、シーズン11中に退場するモーガンですが、
殉職ではなかったそうで、
今後のゲスト出演の可能性も残す形となって良かった良かった。
さらに、S11ではエミリー・プレンティスが一話だけ戻ってきてくれるようで、
これまたちょっと楽しみです。



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