「デアデビル」シーズン1全13話観た感想です。
いや~、長い映画を観終えたような感動、そして脱力感。
以下、ネタバレ無しの個人的感想です。
舞台は、無数の欲望渦巻く米ニューヨークのスラム街「ヘルズ・キッチン」。
幼い頃に不慮の事故で視覚を失った代わりに、
超人的感覚を手に入れたマット・マードック(チャーリー・コックス)は、
昼は盲目の弁護士として働き、
夜は極限まで鍛えあげた身体能力を武器に、
クライム・ハンター“デアデビル”として法では裁ききれない悪と戦っていた。
常に「正義の行いとは何か」という葛藤を抱き、
孤独な戦いを続けながらも成長し、
巨大な敵の正体へと迫っていくストーリーを、
エモーショナルで本格なアクション満載のドラマシリーズとして描く。【Olicon Styleより】
幼い頃に不慮の事故で視覚を失った代わりに、
超人的感覚を手に入れたマット・マードック(チャーリー・コックス)は、
昼は盲目の弁護士として働き、
夜は極限まで鍛えあげた身体能力を武器に、
クライム・ハンター“デアデビル”として法では裁ききれない悪と戦っていた。
常に「正義の行いとは何か」という葛藤を抱き、
孤独な戦いを続けながらも成長し、
巨大な敵の正体へと迫っていくストーリーを、
エモーショナルで本格なアクション満載のドラマシリーズとして描く。【Olicon Styleより】
とまあ、マーベルお馴染みのヒーロー物なんだけど
ちょっと地味かも?
アベンジャーズやマイティーソー、キャプテンアメリカとか、
ド派手なのを観たばかりだったので、
正直、最初の数話は地味というか暗くてシリアスで、
「あれれ?ちょっと期待してたのと違うぞ」と思ったのは確か。
そのうえ、このヒーローが絶対的強さを持ってるわけじゃなく、
けっこうズタぼろにやられちゃって、ちょっと見続けるのがつらかった

でも、「正義とは何か」と必死で自問し葛藤する姿を見てるうち
気がつくと、このつぶらな悲しい目をしたヒーローに
どんどん惹かれていく自分が――。
目が見えないのに、壁をのぼったり屋根をぴょんぴょん渡ったり
鼓動の速さで人の嘘を見抜けたり、
遠く離れた人の話し声が聞こえてしまったり、
格闘のパワーはあくまで人間レベルだけど、
感覚が超人レベルってのが新鮮。
巨漢だけが取り柄のフィスクとの決闘であんなに苦戦したのには苦笑でしたが。
悪役が丁寧に描かれている
ウィルソン・フィスクというカリスマ的悪党がいなければ、
デアデビルS 1 はここまで面白くならなかったでしょう。
事実、フィスクが表に登場してきたあたりから、
ワタシはぐんぐんのめりこんで見てしまった。
主人公のマットはもちろん、悪の権化であるウィルソン・フィスクについても、
どうしてこのような人間になったかというところがきちんと描かれていて
ストーリーに説得力があります。
フィスク役は最初だれかわからなかったんだけど、
Law&Orderクリミナルインテントのゴーレン刑事こと
ヴィンセント・ドノフリオ。

ドノちゃん、こないだのジュラシック・ワールドでも
太ったオッチャンになってて驚いたけど、
今度はスキンヘッドでさらにド迫力。
病的に冷酷な悪党を見事に演じきっていました。
これからは、この路線でいくのかしらん?
ゴーレン刑事、好きだったんだけどな~。

脇をかためるのは
マットと大学時代からルームメイトだったフォギー。
このドラマでは唯一暗いトーンを明るくしてくれるキャラ。
大手弁護士事務所の誘いを蹴って、マットと2人で小さい事務所を構えた親友。
マットの夜のお仕事を最初は知らなかったんだけど――。
そして、ある事件でたまたまこの2人の世話になったカレン。
その後ずっと事務所で2人に協力して働くことになり、
フィスクの悪事をなんとか暴こうと立ち回るのだけど――。
シーズン1の終わりで、ようやく「覆面の男」はデアデビルという名で認知され、
黒いジャージーのような服装も、やっと真紅のアーマースーツとなり、
弱小弁護士事務所もついに表に看板が出せるようになりました。
これでようやくデアデビル、始動ってとこですね。
シーズン2以降がとっても楽しみです。

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