ついに終わってしまいました、シーズン5。
最終話はアメリカで、これまでのシリーズを通して最高視聴率を更新したとか。
私自身はいろんな意味で満足できる最終話でした。
ネタバレご注意ください。
満足その1はもちろん、待望のモーガン再登場
出演回数がこの少なさで、キャラクター人気投票の上位に食い込む不思議なお方。
だけど誰もが早くリックと再会させたいと願ってた。
ついにそれがかないました。
満足その2は、リックら仲間たちの誰も死ななかったこと。
満足その3は、結果的にアレクサンドリアの人たちと共存できる方向に進んだこと。
――――――
冒頭、モーガンが一人キャンプをしていると、額にWマークを書いた男が現れ、
おまえ自身を含む、おまえのものすべてを奪いに来たという。
Wのマークはウルフだったんですね。
根絶やしにされたウルフがまた生まれたとか訳のわからんこと言いますが、
モーガンの顔には余裕があります。
長い棒を座頭市さながら颯爽とさばいて、2人のウルフをやっつけちゃう。
車に押し込んでクラクションでゾンビを呼んだけど、
結局この2人は生き延びたんですね。
さてミショーンに殴り倒されたリックですが、
その処分について会合が開かれると聞き、
ディアナらに説得は試みるが、したがわなければ喉を掻っ切ると言って脅すという。
ミショーン、グレンとはちょっと温度差がある感じ。
そしてカールもミショーンとほぼ同じ考え。
この町に残り、町の人たちを自分たちが守るべきだと。
暴力や殺戮ではなく、説得し、理解させて、と父親を諭すカール。
カールがいまだ人間らしさを失っていないのは、
ハーシェルをはじめ、いい大人に囲まれていたからなんでしょうね~。
ピートに対する行為は正しかったという信念はあるものの、
力でねじ伏せて征服するというやり方はベストではないと感じ始めたリック。
ところが――。
今回も迷走中のサシャとゲイブリエル神父。
サシャは生きる希望を見失ってるけど、人に迷惑かけないからまだマシ
でも神父はひどすぎ
丸腰で外に出かけて結局死にきれず戻ってきて、
門を中途半端に閉めてゾンビを中に入れて……ダメダメもいいとこ
最後、迷走中の2人が衝突、
サシャを悪しざまに侮辱して銃を向けられたけど、
マギーに助けられました。
マギーは結局、神父の告げ口のことをみんなに黙ってたのかな??
神父は門あけっぱなしの件でなんらかの処罰を受けるべきでしょ
いっぽうのダリルとアーロンのスカウト組ですが、
赤いポンチョの男を見失ったかわりに、缶詰のトレーラーを発見。
ところがドアを開けると、一斉に全部のトレーラーが開き、
ゾンビの大群がなだれ出てくる。
Wマークのゾンビも、切断ゾンビもいる。
ダリルとアーロンは何とか大群を振り切って車の中へ逃げ込むも、
そこから出られなくなってしまう。
車中に閉じ込められた2人だけど、信頼を深めるいいシーンだったと思います。
ダリルは壁の中にいるのは居心地が悪くて、外のほうが慣れてると言い、
アーロンは、嵐の中みんなを小屋へ導くダリルを見たとき、仲間にしようと決めたという。
やがて2人が一か八か車から脱出しようとしたとき、
われらがモーガンただ今参上
モーガンが行くべき場所があるといってダリルらに見せたのは、
「新世界にはリック・グライムスが必要だ」と書かれたあの地図
なるほど、こうきたか。
このシーンにはシビれました。
そして、神父以上に処罰が必要なのはニコラス
グレンを外におびき出して撃ち殺そうとしたんですよね~。
グレンは肩を撃たれながらも逆襲、
ニコラスの脳天に銃口を突き付けながらも、最後の最後で赦しました。
えらいな~グレン。
ニコラスはこれ以上グレンに手出しすることはないでしょう。
ニコラスや神父と違って、ここへきて株が上がってきたのはユージーンです。
調達のときの活躍で一皮むけたのか、エイブラハムにちゃんと謝って、
「DCのウソ」のわだかまりがすっかり溶けて良かった。
さて、リック不在のまま行われた会合。
仲間たちがこの町にはリックが必要だと町民を説得しようとする。
「あんたらの想像を超えてクソまみれの世界だ。
リックにはすべてのクソが見えている」
というエイブラハムの言葉がグー
このあいだにも、リックは一人ゾンビたちと戦ってたんですよね~
首を絞められて目玉爆発 のゾンビはギョッとしたわ~
リック不在の会合で、ディアナは神父の「新しいグループは信用できない」との言葉をみんなに暴露。
トビンが、家族を守るためにリックたちを追放したほうがいいのではと言いかけたとき、
リックがゾンビを背負って登場。
町は安全ではないのだと、目に見える証拠を持ってきた。
リックはここぞとばかり(?)熱弁をふるいます。
外の連中は俺たちを狩り、利用し、殺そうとする。
生き延びるためには、あんたたちが変わらなきゃならないのだと。
するとそこへ、逆上したピートが乱入。
なんと、止めようとするレジの喉を掻っ切った
夫を殺されたディアナはついに
ずっと拒絶してきた処刑をリックに命じます。
皮肉な結果ですが、
悲しい犠牲により、ティアナとリックの気持ちが一つになったわけですね。
災い転じて……というか、こういう結束のさせ方があったか~と、感心です。
さて、そこへダリルたちがモーガンを連れて帰ってきます。
古き友との嬉しい再会だけど、
絆創膏と血にまみれたリックが、人を撃ち殺した瞬間の再会シーンって、どうなのかな?
モーガンのポカン顔がちょっと心配
来シーズンに向けて、当面の敵と思われるのはWのウルフ軍団ですね。
どれだけの人数いるのか?
Wマークのゾンビがウルフ軍団の人間だったのか、
ウルフ軍団がゾンビにWマーク を刻んでるのか、まだ謎。
赤いポンチョの人は、缶詰トレーラーのワナを造るためのエサにされたのね。
可哀想に。
Wマークの男、アーロンの荷物から写真取り出して見てたけど、
あのトレーラーのワナは、人から荷物を奪うためってこと?
ずいぶん大げさな仕掛けだな~。
さて、エピローグではミショーンが再び刀を背負いました。
そして「オオカミはすぐそばに」と車体に描かれた文字。
来シーズンはウルフたちがアレクサンドリアへやってくることは間違いないと思うけど
ガバナーや終着駅と比べると、たいした敵じゃないという気がしますが――。
また秋まで首を長くして待ちましょう。
それとは別に、夏にはスピンオフドラマ「Fear the Walking Dead」が放映されますが、
そっちも日本ですぐ放送してくれるといいですね
スピンオフはロサンゼルスが舞台の6話構成で、
出演はクリフ・カーティス(『ギャング・イン・LA』)、
キム・ディケンズ(『ゴーン・ガール』)、
フランク・ディレイン(『ハリー・ポッター』シリーズ)、
オーストラリア出身の新進女優アリシア・デブナム=ケアリー。
すでにシーズン2の制作も決まってるそうで、
リックたち以外の生存者たちがどんなふうにゾンビの世界を生きてるのか、
興味津々
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