TRUE DETECTIVEはこれから面白くなるのか？

１～３話を見終わりました。
けっして面白くないって言ってるわけじゃないんですよ。
でもいつもの海外ドラマに慣れてる身としては
面白さが地味というか、渋いというか。。。
いきなり心をわしづかみにされたかっていうと、
そういうわけでもない。

１話めというのはネットワーク局ではパイロット版といって、
「つかみ」のエピ。
ここで視聴者の心をつかめなければ、制作自体打ち切られてしまう
正念場のエピなんです。

ところがTRUE　DETECTIVEの一話目は……
私の場合、夜に視聴したせいもあり、何度も眠りに誘われ
インパクト弱し。

でもでも、これだけ話題になってるのだから、
きっと面白いはず と、半ば「裸の王様」的な崇拝で
２話３話と見ましたわ。

はい。面白くなくはないです。くだらなくもないです。
でも、展開が遅すぎ。

主人公のラスト・コールとマーティン・ハートが語る昔話が
なんともかんとも冗長で。
もちろん、お二人の演技は秀逸で、
刑事たちに語るシーンは哲学的な言葉あり、
興味深くはあるんですが……
ドラマってのはあくまでもお茶の間で気軽に見るもんなんで、
そこまで難しく語ってもらわなくてもっていうのもあり

雰囲気が映画なんですよね～。
事件のディテールよりも、登場人物の造形に凝ってる。
劇場版に縮めて観るとまた雰囲気違うんだと思います。

かいつまんで１～３話までの事件の展開だけを書き出しますと

というわけで、パンツ一丁の異様なレジー・ルドゥーの姿で３話が終わったんですね。
事件そのものは、まだその程度しか動いていない。
一話完結ドラマでは10分間ぐらいで終わる内容。
それが3話にわたって描かれたという点ではありがたいというか、だるいとうかですね～

なぜ本筋の事件の展開が遅いかというと
コールとハートという刑事の身上に多くの時間が割かれているから。

ラスト・コール（マシュー・マコノへー）は過去に2歳の娘を事故で亡くし、
麻薬捜査科に移って悲しみを忘れるように仕事に没入、
妻に去られ、捜査中に赤ん坊にヤクを打ったジャンキーを射殺、
検事が麻薬組織への潜入を条件にその罪を免除されるが
潜入先で組織の幹部を三人殺し、自分も銃弾を受け……などなどの
重い過去を背負ってルイジアナ警察にやってきた。
不眠症に苦しむPTSDな刑事だ。

いっぽうのマーティン・ハートは、表向きは妻と娘二人の幸せな生活を送っているが、
裏では息抜きと称し、ひそかに若い愛人と密通。
愛人を怯えさせるほどの、異様なまでの執着を見せる。
妻とはうまくいっているとは言えない。
決定的な行き違いがあるわけじゃないけど、ちょっとずつ気持ちがずれていってる感じ。
いずれは別れるんだろうな～という感じ。
この二人の幼い娘たちの人形遊びやら、お絵かきやらの異常性がヤバいです。

そんなラスト・コールとマーティン・ハートは相棒なのに
HAWAIIファイブオーの二人のようにけなし合いながらも
信頼を深めていくって感じじゃないんですよね～。
お互い様子見というか、
コールのほうは、哲学的な物言いばかりでまったく意味不明だけど
ハートはそんなコールを毛嫌いしながらも、捜査の部分では一目置いている。

うわ～
このドラマ、一筋縄ではいかないですよ。
私みたいに、一話完結ものの、水戸黄門的海外ドラマで育ち、
最近ではゲームオブスローンズやウォーキングデッド、ブレイキングバッドに
度胆を抜かれてきた視聴者としては
TRUE　DETECTIVE、　静かすぎます。
そういう意味で、革新的なんですね。


一本の映画を観るような味わいというのですから、
2時間の尺として、３話はまだ４５分程度か。
これからだな。

10月31日。
スタチャンを解約しようかどうか自問自答のUPでしたが、
まだほかにも見たいドラマ映画があるし、
一番の期待だったTRUE　DETECTIVEがきっと面白くなる
との期待をこめて
明日からの契約も継続です。

次からはきっと面白くなるはずですよ～


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