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Channel: Saphiraの海外ドラマ中毒
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ブレイキングバッド最終回タイトルの意味

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ブレイキングバッドついに最終回。
秀逸のひと言でした


ラストにはもう、うなるしかなかったですね。
あらすじは書きませんが、結末におけるネタバレご注意です。











ガンで余命わずかと知って、家族にお金を遺すために
ダークサイドへ 転落していったウォルト。
自分の前に立ちはだかるものはすべて冷酷に排除して、
多額の汚れたお金を手にしたわけだけど、
結局は、その愛する妻、息子にさえにも見放されることになるなんて、
皮肉としか言いようがないと思ってた。

が、しかし、最後、スカイラーに言ったことばで
そうでもなかったのかなと感じた。

ウォルトがようやく、偽りではなく、本心を語ったシーンだ。

ス「どうせまた家族のためにやったと言うんでしょ」
ウ「自分のためにやった。  好きでやった。私には才能があった。
 そして、心から生きていると実感できた」

自分のやったことはまったくの間違いではなかったと
自分に言い聞かせているようなシーンだった。
家族のためと言い続けながら、実際は、それで生きてることを
実感してたんだ。
これで、ウォルターのことがようやく理解できた気がします。

それにしても、スカイラーの電話中、 ウォルターはずっと柱の陰にいたのかな。。。
だとしたら、またまたシャレた演出だなと感心しちゃう。

そして、最終回タイトルのFelinaが気になってしょうがなく、 調べてみると、
ネット上ではタイトルの意味について いろいろな意見が持ち上がってたようです。

一番腑に落ちるのは、まずFelina  が Finale フィナーレの アナグラムであること。
これ、すごいシャレてると思いませんか。

それと、冒頭でウォルターが盗んだ車のなかに、
マーティ・ロビンスという人のカセットがあって

♪俺はあした弾丸を食らうことになるだろうが、
この胸の傷みよりはマシだ~♪ なんて、歌詞のわりに明るいメロディが流れます。

「エル・パソ」という1960年くらいの曲らしい。
この歌詞に出てくるのがフェリーナという女性。
若いカウボーイが、酒場でフェリーナという女性に一目ぼれして、
彼女に絡んだ荒くれ者と決闘して射殺。
逃亡生活のすえに撃たれて、フェリーナのキスを受けて死んでいく という悲劇らしい。

フェリーナがウォルターにとってのもう一つの顔「ハイゼンベルグ」 だったのでは?
という深読みをする人もいるようですが、
私はこの歌のカウボーイの心境が、ウォルターのラストの感情にぴったり マッチしてたのかな、と単純に思いました。

何はともあれ、パーフェクトな演出。 納得のいくラスト。
ジェシーを助けたのには大拍手でした。
シーズン中盤、リシンはジェシーを殺すためだと思ったけど、
最後はまったくの予想はずれ。
そして、結局は家族に害を及ぼしそうなやからを
すべて処分して散って行った。

ウォルター、あっぱれです





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