フリンジを借りたとき特典映像で入っていたのがこのドラマ。
明日のエミー賞にもノミネートされている超話題のドラマというので、
さっそく観てみました。
なんなの、これ?
こんなドラマ見たことない。
これがお茶の間で流れていいドラマ??
いえ、ケーブルテレビHBO制作なので、
スポンサーへの遠慮がまったくない。
だからこそ作られたタブーをいっさい無視したドラマ。
野蛮なシーン、性描写シーン、なんでもあり。
でも、注目すべきはそこではなく、
七王国という架空の世界で王位をめぐって繰り広げられる覇権争いと
すさまじい愛憎のドラマです。
原作はジョージ・R・R・マーティン「氷と炎の唄」シリーズ。
ハリポタやLOTRの影でこんな壮大な世界観のファンタジーが
生まれてたんですね~。
この二つと比べると、成人向けファンタジーと呼ばれてるようですが、
ほんとにR15指定も納得。
絶対にお茶の間で子供と見ちゃいけないファンタジー
どうかお気を付けください。
それにしても総製作費が80億円というのが
ドラマになっちゃうのだから、アメリカってすごいですね。
北アイルランド、モロッコ、アイスランドなどでロケが行われたという
映像はものすごく綺麗です。
衣装も素晴らしいし、もちろん、ストーリーも面白すぎる。
登場人物が多すぎて、最初は公式サイトの相関図を見ながら
やっとついていくという感じだったけど、
知れば知るほど面白くなっていきます。
出演者も演技達者ぞろい。
ロードオブザ・リングでおなじみのショーン・ビーン、
今回は7王国きっての英雄、正義の人として描かれています。
相変わらず渋くてすてき。
そして2012年「世界で最も美しい顔100人」の一位に選ばれたという
エミリア・クラークは、純真無垢で儚い少女から
部族の女王としての強さと誇りを身に着けていく過程を
体当たりの演技で堂々と演じていて圧巻。
今年のエミー賞助演女優賞にノミネートされています。
真ん中、右の女優さんは、「サラ・コナー・クロニクルズ」のレナ・ヘディですが
サラ・コナーよりこの策略家の王妃役のほうがずっとハマってます。
右端のピーター・ディンクレイジはシーズン2において
去年、エミー賞、ゴールデングローブ賞の両方で助演男優賞を受賞してます。
その活躍が見られる第二章がとても楽しみ。
とにかく、私なんぞにはとても語りきることのできない
凄いドラマです。
第一章10話はすでにレンタルになってるので、
興味とお時間のある方は是非どうぞ。
ただし、残酷なシーンが苦手な方はご注意。
私も手で目を隠し、指のすきまから恐る恐る見ることしばしばでした(笑)