アカデミー賞のシーズンとあって、このところ観たい映画が続き、
久々に映画館に通ってます。
「世界にひとつのプレイブック」「ライフ・オブ・パイ」と観てきたけれど……。
それぞれに愛するパートナーを失い、喪失感から精神が不安定になってしまった男女が出会って
奇妙な化学反応を起こす。人生の希望を取り戻すべくダンスに取りくみ、再生していくという
涙あり笑いあり王道のラブコメ。
ストーリーには何の目新しさも意外性もないこの映画を面白くしているのは、
それぞれの俳優たちの力、カラフルなキャラクターに他ならないという感じ。
ジェニファー・ローレンスはなるほどね、という女優賞の演技でした。
完璧な美女ではないけれど、くるくる変わる表情が魅力的というか、
見ていて飽きない。もっと見たいと思わせる女優さんですね。
私はどっちかというと、ブラッドリー・クーパーのブチ切れた演技のほうが
好きでしたけど
久々に見たロバート・デニーロの“普通じゃない普通のおじさん”の演技も
よかったです。
ただ、あまりに期待が大きすぎたせいか、なんだかちょっと退屈で……。
じつのところ何度かうとうと……。
ハッと気づくと、ジェニファー・ローレンスがダイナーでブチ切れてた
なんで怒ってるのかわからなかったけど、あの演技は満点
眠ってしまった私がどうのこうの評価するのは何なのですが、
「爆笑がいつしか大粒の涙に変わる共感度NO1の感動作」という
キャッチコピーにはちょいと騙された感があります
ただ、隣に座ってたご婦人は後半ずっと鼻をすすってらしたので、
ちゃんとわかる方にはズシッと響くのでしょう。
「ライフ・オブ・パイ」のほうは、やはり動物が出てくるものには弱い私。
CGとはわかっていながらも、トラのリチャード・パーカーに泣かされて。。。
想像していた物語とはちょっと違っていて、ラストは「へえ~」と感心。
ファンタジーだな~という感じでした。
とにかく映像はとってもきれいだった。
こちらもアカデミー視覚効果賞、撮影賞など獲りましたね。
うなずけますわ。
それにしても、つくづく自分の集中力の持続が45分のドラマ仕様になってしまったと感じる
今日この頃。。
せっかくいい映画があってもこれじゃあ駄目ね。
足しげく劇場に通わなくちゃ。
明日はフライト観に行きます。