24:レガシーは予定どおりずっと録りためておいて
最終話放送に合わせていっきに観ました。
以下、感想です。
くわしいあらすじ省きますが、ネタバレの恐れのあるワードがあるので
ご注意ください。
半年前、陸軍の特殊部隊のリーダーだったエリック・カーターは、
CTU局長レベッカ・イングラムの指揮の元、
イエメンのテロリスト、ビン・ハリードを殺害する任務を成功させた。
このとき隊員の一人がビン・ハリードの元から持ち去ったUSBデータが
今回の事件の発端に。
カーターの仲間だった隊員たちが家族もろとも次々と殺害される。
USBに入っているのは、ハリードがアメリカに潜ませた工作員のデータ。
その工作員を使って、アメリカの数十か所で同時多発テロを起こすのが
ハリードの後を継ぐテロリストたちの目的なのだ。
極秘情報である隊員たちの身元をテロリストに流したのは誰か?
USBデータをテロリストの手から全力で奪取しなければならないが、
CTU内に裏切者がいる可能性が高いので
現役引退したはずのカーターとレベッカが極秘で作戦を開始する。
こうして彼らはアメリカを襲う史上最悪のテロと闘うことに。
一見テロとはなんの関係もないように見える高校生と教師、
それにカーターの兄や妻、レベッカの夫である大統領候補の動きも同時進行で描かれ、
やがてはそれぞれの事態が一つに集約されていく、
そんな24お得意の手法も健在でございます。
ざっくりとした感想を言うと、よくも悪くも「24」だったな~ってこと。
それほど期待してなかったせいか、期待を上回る面白さでした。
(褒めてんのかけなしてんのか?)
いかにも疑わしげな上司や同僚、身内や政府機関に潜む腹黒人間、
濡れ衣を着せられた人への執拗な尋問、テロの恐怖におののくアメリカ、
24の定番といえる要素がてんこ盛りです。
そして、法もルールも完全無視の猪突猛進ヒーローは、
ジャック・バウワーから変わってエリック・カーター。
ルックスも歳もまったく違うけど、セリフまわしだったり顔の角度だったり、
斜め掛けのショルダーバッグとか、どことなくジャックを受け継いでる
椅子に縛り付けられてるとき、ジャンプしてお尻で椅子ごとぶっ壊すって、
たしかジャックもやってたよな~とか(笑)
でも残念ながら、やっぱりジャック・バウワーのようなカリスマ性はまだ感じないかな。
面白いのが、IMDbの評価があまり高くないのに比べて、
日本の動画配信サイトのレビュー評価はかなり高めってこと。
スピード感や分かりやすさが日本の視聴者には取っつきやすいのかもしれませんね。
楽しみにしてたトニー・アルメイダは、レベッカのかつての同僚(恋仲?)という設定で、
いまは金で雇われて働く闇の掃除屋的な仕事をやってます。
このアルメイダの役どころがイマイチ中途半端だったな~って気はします。
相棒の女シドラ役は「タイラント」で魅力全開のレイラ。
何か本筋に絡んでくるかなと期待してたけど単なる脇役で終わりました。
まあ12話と短いので、あまり複雑にしすぎると収拾がつかなくなりますからね。
ほんと、12話ぐらいでちょうどよかったと思います。
エリック・カーターはまたCTUに戻って仕事をしたいと最後に言ってたので、
まだ続編を作る可能性は残してるのかな。
このキャラクターの成長が見てみたい気もします。