第9話まで進んで、またいろんな謎が解けてきました。
簡単なあらすじと感想です。ネタバレご注意ください。
アリソンの過去
#8で10年前、アリソンのバグダッド任務時代の過去が描かれ、
なぜロシアのスパイになるに至ったかがわかりました。
キーパーソンはアリソンのCI(情報提供者)だったアフメド・ナザリ。
この男は、当時アリソンからキャリーへの任務引継ぎ時に
「キャリーじゃ嫌だ。もうCIはやらない」と駄々をこね、
さらには法務省の地下から大金の札束をくすねてきて、
「南の島セントルシアに2人で逃げよう!」と持ち掛け、
アリソンはうかつにもその甘い言葉に乗ってしまいます。
ところが!それはすべてSVR(ロシア対外情報庁)イヴァンの差し金。
ナザリはSVRの指示どおりアリソンをはめ、
アリソンが甘い誘いに乗ったところでイヴァンが登場、
アリソンが法務省の金を持ち逃げしようと画策した証拠がカメラに撮られ、
その瞬間から彼女はロシアのモールになったのでした。
今シーズン、ロシアとアリソンが隠そうとしてた極秘文書というのは
このナザリに関する文書。
ナザリは法務省庁舎の爆破テロ事件で死んだとされていたけど、
じつは生きていたんですね。その事実とアリソンの横領未遂を隠したかった。
もしかしたら法務省爆破もロシアが関わってるかもですね。
キャリーの直感はいつも正しい
キャリーがついにアリソンの関与を疑ったのは#8ラスト。
ナザリの家に忍び込んでゲットしたPCを調べるうち、
アリソンが10年前に話していた「セントルシアとバナナ・ジョーズ」を思い出す。
さすがすごい直感ですね。
そこから、ナザリとアリソンがただならぬ仲であったことを察知。
極秘文書の流出を恐れている人間、
ロシアと繋がり、自分を消そうとしてる人間がアリソンであることを一瞬で悟ります。
追いつめられたアリソン
キャリーはアリソンへの疑惑をソールに話し、
2人でBND(ドイツ連邦情報局)のアストリッドらに協力を要請。
そこから対象者アリソンの完全監視作戦がスタート。
ここからの展開はホームランドの真骨頂というかスリリングでしたね~。
SVRの高官が極秘情報提供を条件に米亡命を希望しているとアリソンに吹き込み、
ついにはアリソンがロシアのセーフハウスへ駆け込んだところを
イヴァンもろとも逮捕となりました。
しかし、簡単には屈しないアリソン。
苦し紛れに最後の悪知恵を絞って考え出したのが、なんとなんと
イヴァンが自分のCIであるという嘘をでっちあげようと――。
アダールはさておき、こんな子供だましにキャリーやソールが引っかかるかね?
それにしてもキャリー、ソールとアリソンの関係を知らなかったなんて。
仕事での直感は鋭いけど、
そういうとこは鈍いのね~(笑)
クインの運命
さて、今シーズンなんだか運のないのがクインです。
瀕死のケガを乗り越えたかと思ったら、
イスラム過激派のテロ計画を突き止め、
ベルリンではなくシリアで実行するように仕向けられたと思い込んでアダールにも報告。
「シリアへの案内」と称して過激派の仲間に潜入したつもりだったけど――。
これって、じつは最初から過激派にハメられてたんですよね、たぶん。
白人をサリンの実験に使って、それを動画で西側に発信したかった。
最終的にはベルリンでこれを使うと脅すために。
クインったら、今シーズンはキャリーと違って勘が悪いというか何というか。
気の弱そうな男にサリンの恐ろしさを吹き込んで、
実験直前に解毒剤を打ってもらいましたが――。
うん、だからたぶん大丈夫だと思う。
さすがにここは日本人として直視しづらいですね。
イヤなシーンでした。
さて、
いくつにも分かれてたお話が、いまは2つに集約されました。
クインを捕らえてるテロ集団はアサド政権をつぶすことが狙い。
(そこはアメリカ側と一致するんだけど)
カリフ国家を実現して、国連のイスラム国承認なんてとんでもないこと言ってる。
あとはロシアがそこにどう絡むのか、むずかしすぎて想像もつかないけど
残すところ3話、展開が気になります。