オリビア、フィッツ、ジェイクとB613をめぐるローワンとの闘いに
一段落がついたかのように見えた第9話。
ワイングラス片手に陽気にダンスするオリビアが
いきなり何者かに拉致されるラスト。
そして10話11話と何やら妙な展開になってきました。
ネタバレご注意ください。
何よ何よ、この展開?
こんなハチャメチャストーリーあり得ない!と思いつつ
10話「囚われの部屋」、11話「オリビアの行方」ともに
かなり楽しんで観ちゃいました。
というのも、B613とローワンのくだりには、もうウンザリしてたとこなんですよね~。
ローワンがこれで消えたとは思わないけど、
まったく新しい展開がなかなかスリリングで。
まず、オリビアが拉致された方法がユニークでした。
ジェイクはすぐさま外に飛び出して、走り去った車を追いかけ、
ナンバーを読みとってハックに連絡したけど、
じつはオリビアは向かいの部屋に拉致されてた。
有能なジェイクをも欺く作戦でした。
その後の監禁――。
汚らしい牢屋に、先に拉致された記者のイアンと一緒に閉じ込められ、
絶望し、怯えきったイアンに向かって、
「私はオリビア・ポープよ。アメリカ大統領が助けてくれる!」
と必死で励ますオリビア。
ブラのワイヤーを引き抜いて、窓から脱出しようとしたところを見つかり、
罰として、イアンが牢から連れて行かれ、銃声がする。
ところがところが――
ついに番兵の男を倒し、カギを奪って扉を開けると、
そこにはイアンが!
これは、まったく予想できませんでした。驚き~。
ただね、イアン役の俳優さん、
あまりいい役で見たことないのでめずらしい役だな~とは思ってた(笑)
この監禁シーンのケリー・ワシントンの演技はすごかったです。
いっつもブランド物を着飾って綺麗にしてる役だから、
こういうのやってみたかったのかな~
「ジャンゴ繋がれざる者」を思い出したわ。
10話では、なぜオリビアがこんな目に遭ってるのか、
最初から最後までキツネにつままれたような1話でしたが、
11話で話が見えてきました。
しかし、シークレットサービス全体が副大統領の側についてしまうって
そんなことあり得ますかね~?
あの副大統領って、何か大きな後ろ盾でもありましたっけ?
メリーの愛人という目でしか見てなくてノーマークだったわ~。
エリザベスと結託して、大統領を追い落とそうとしてるのはわかったけど、
こんなに大がかりな拉致監禁を仕掛けられるほど力のある人だっけ?
しかも、自分の暗殺未遂事件も周到に偽装してるんですよね~
そして大統領は、警護とカメラで一挙手一投足が監視されるという
がんじがらめの状況。どの機関にも助けを求められない。
さすがメリーは、すぐに夫の異変に気づきました。
「24時間後にオリビアを殺さなきゃならない、
オリビア1人の命のために、数千の兵を犠牲にはできない、
2期目のために殺された息子の犠牲もムダになる」と言って
暗にメリーの助言を求めるフィッツ。
「愛してるんでしょ。じゃあ、迷わないで」と、メリーは男前にぴしゃり。
結局フィッツは、メリーに背中を押された形で、西アンゴラへの軍事攻撃を宣言。
アンドリューはオリビアを3年間監禁しておくもくろみだったようですが、
番兵役に雇ったイアンが、オリビアの交渉術にまんまとのっかってしまいました。
これはなかなか面白かった。
ジェイク、ハック、クインの三人がB613仕込みの様々なスキルで監禁場所を特定、
DEAの特捜隊を動かして、みごと救出!という筋書きになるのかと思いきや、
そこにはすでにオリビアの姿はなく、
小ぎれいな姿になって、イアンと共にプライベート機に乗っている。
オリビア・ポープをオークションにかけるんですって。
このまま、どんなあり得ない展開になるのか、来週が見ものです。
だけど、副大統領のクーデター話はそんなに引っ張らないでほしいな。
実際、IMDbのレーティングが、拉致監禁あたりから下がってきてるから
視聴者は弱ったオリビアなんか見たくなかったんでしょうね。
次回ぐらいで決着つけてほしいです。
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