先日紹介した雑誌「ドラマ秘宝」の
これを観ろ!厳選ドラマ30のNO.2 に紹介されてたドラマ。
最近、UPしたい意欲のわくドラマが少なかったんだけど、
これはなかなかでしたよ~
ネタバレご注意ください。
2013年1月からイギリスの英チャンネル4で放送開始された
ダークスリラー「ユートピア」
なんなんだろう~
一言でいえばとにかく不思議。
不思議プラス超興奮
その不思議な魅力で、どんどん惹きつけられて
やめられなくなっていく感じ。
雰囲気でいうと、ファーゴのゆったりとした空気感と
ブレイキング・バッドの予測不可能なバイオレンスとでもいいましょうか。
あらすじを簡単に紹介すると、
ストーリーのキーとなるのは1985年に出版された「ユートピア実験」なるコミック本。
この本が将来のパンデミックを予測しているとのうわさがネット上で広がり、
その本をゲットした男がネットのオタク仲間に
こりゃすごい本だぞ!と呼びかけたことから話が始まるのですが……。
じつはこの本は、20世紀後半から進められてきた
人口抑制計画の設計図だったというお話。
地球上に人間が増えすぎると、将来的には資源が枯渇し、
人類が生き延びることはできないので、
いまのうちから人口を意図的に減らしていこうという計画なんですね
(ああ恐ろしや)
その辺のストーリーが最初はなかなか理解しがたくて、
何がどうなってるのか???でとっつきにくかったんだけど、
それでも断念せずに観ていられたのは、
シリアスなストーリーなのに、どことなくユーモラスな登場人物たちがいたからなんですね。
それとシリアスドラマにしてはとってもきれいな画面。
ダークな中に鮮やかな色の草原とか、奇抜な建物とか、
ポップな映像が美しいんですよ。
いえいえ、映像だけなら2シーズン12話もたないですよね~。
やっぱり、話が面白いんですよ。
オタクら数名のメインキャラクターが巻き込まれた闘いの先には
とてつもない規模の人類操作に関わる陰謀があったりして。
アメリカドラマではあまり見ないんだけど、
子供ですら容赦なく露骨に犠牲者にしたり、加害者にしたりするんですね。
英ドラマって。
なんかちょっとした文化の違いを感じますわ。
登場人物たちはアメドラではありえないほど地味だし、
ファッションも超ダサダサ。
予定調和が全くなし。
次に何が起こるかまったくわからない。
打ち切りになってないし
いつか続編があるのかもしれないけど
2シーズン12話で話は落ち着くところに落ち着くのでイライラしないで済みます。