ブロードチャーチ、シーズン1~2全16話見終わりました。
これは面白かった~!
犯人は誰なんだろう~?とドキドキして見るドラマなので、
今回はネタバレ無し。
以下、すべて見終えたおおまかな感想です。
英国ドラマ見ると、よく思う。
この人がヒロイン?
いい意味で言えばアメドラみたいにチャラチャラしてない、
地に足がついているっていうのかな。
このドラマの主人公エリー・ミラー刑事も、おせじにも美人とは言い難いけど
噛めば噛むほど味が出るタイプ。
ぶっきらぼうな上司アレック・ハーディ警部補とのやり取りが絶妙で、
ちょっと「ファーゴ」の女性保安官を彷彿させる感じです。
物語は、海沿いの町ブロードチャーチで11歳の少年の殺害事件から始まります
平和な田舎町で起きた殺人事件をきっかけに、町の人たちの暗い秘密が
次々と明らかになり、捜査線上に浮かぶ人それぞれが怪しげに見えてくる。
確かに「ツイン・ピークス」を思い出すけど、ツインピークスほど非現実的なお話じゃない。
なんていうのかな~
とってもよくできた「アンビリーバボー」や「仰天ニュース」の再現ドラマみたい。
悪い意味じゃなく、ひょっとしたらこんなことあるかもというような、
リアリティを感じるんですよ。
視聴者を巧くミスリードしながらも、けっして迷子にはさせず、
最後までぐいぐい引っ張る脚本~
全英で驚異的な視聴率をたたき出したのもわかります。
犯人はとっても意外な人物で、すなおに驚きでした。
思わず、もう一度最初から見直してみたぐらい。
それぐらいさりげなく存在していました。
そしてその犯人がわかってから、ドラマはシーズン2へ続きます。
シーズン2で描かれるのは、主にその容疑者の裁判。
犯人を捕まえて終わりじゃないってところが興味深い。
犯人逮捕で終わるクライムドラマに消化不良なものを感じることが多いのは、
なぜこんな事件を起こしてしまったんだろう?というところが描ききれていないから。
だから、1シーズンすべて使って事件の裁判を描いてくれるっていうのは
すごく贅沢だと思いました
しかも両者が法廷で主張する事実の数々はすべて
第1シーズンのなかにちゃんと伏線として仕込まれていた
往年の妖艶女優シャーロット・ランブリングと
「WITHOUT A TRACE:失踪者を終え」のマリアンヌ・ジャン・バプティストが
原告、被告側の弁護士として火花を散らすのが見どころの一つ。
ただ一つ不満だったのは、
被告の主張が法廷で一度も聞けなかったことかな。
証人席に立たせないというのが弁護側の戦法だったんだけど、
事件の真相というより、
二人の弁護士の因縁の戦いに焦点が置かれた感が強かったかも。
いっぽうで、最後に判決が出たあとの関係者たちの決着のつけ方には納得がいきました。
短絡的な結末にせず、悲しい事件のドラマなのに後味が悪くなかった。
シーズン2でも並行してもう一つ描かれるのが、
ハーディ刑事が前任の町で捜査していた少女2人の殺人事件。
自分のミスで容疑者を有罪にできず、野放しになっていることが
ハーディ刑事のトラウマになっている。
この事件に関わるストーリーも緊迫感があって面白いし、
次に引っ張らずラストで解決してしまうのが何より良かった。
シーズン3も予定されてるそうですが、
うん、このドラマなら、ストレスなく次が見れそう。
見ていない方、オススメです。
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