前話で残ってたいくつかの謎がほぼ解けた今回のエピソード。
ウェイワード・パインズという町の全貌があきらかになってきました。
ネタバレご注意ください。
博士は2014年に環境変化による人類の変異という危機を講演などで訴えたけど
ほとんどの人に見向きもされなかった。
妹のパム、催眠療法士のメーガンなどごく少数の支持者のみで始まったプロジェクトは
ポープなどの適任者をリクルートしたり、メーガンによる洗脳を使ったり、
あるいは無理やり拉致したりと、
町には自ら望んでプロジェクトに参加した者と、
意志に反して連れて来られた者の両者が混在してるんですね。
2000年ものあいだ眠る必要があったのは、
それぐらい経てば、地球環境がリセットされ、
悪影響を及ぼす人類がほぼ絶滅するだろうと予測したから。
真っ先に目覚めた博士らは、2年かけて町を築いたというから、
おそらくは建築に明るい人員もそろえておいて、先に目覚めさせたのでしょう。
大人たちに話しちゃいけないという理由もわかりました。
なぜ住民全員に真相を知らせてやらないのか疑問だったけど、
人類生き残りの方舟を2グループ作ってたとは。
なるほどね~
Aグル―プには試験的に事実を告げてみたら、
博士の話を信じず、逃亡をはかる者あり、絶望して自殺する者あり、
結局はAの町は崩壊してしまった。
予告編や冒頭のシーンで破壊した町を見せたのはなかなか憎い演出。
ウォーキングデッドの二番煎じかと思いきや、そうじゃなかったみたい。
そして、これだけの大きな計画、
相当な資金や時間、マンパワーが必要だったのではないかという疑問もほぼ納得。
町の舞台裏には、最新のテクノロジーが駆使された施設が控え、
大勢のボランティアが整然と職務をこなしている。
まだ眠っている人間も多く控えてるようでしたね。
今回のエピで興味深かったのは、
スピンオフエピソードの「GONE」とついに接点ができたこと。
医務室?で蘇ろうとしてた女性はGONEで失踪した新聞記者サラ・バロウ。
GONEを見ると、サラはこのプロジェクトに賛同して参加したふしがあるので、
町で教師になることは決まっていたのでしょう。
さて、
プロジェクトの全貌を知り、壁の向こうの恐ろしさも充分知ったイーサン・バークは、
博士の言いなりになる気はないと前置きしたうえで
壁と人々を守るために反乱分子を阻止する意志を固めました。
来週からは、ケイトやハロルドなど壁を壊そうとする人たちとの応酬が描かれるのかな。
FOXが勝手につけたキャッチコピーの「脱出ミステリー」が解けた今、
「人々をどうやって統制するか」というサバイバルドラマならではの問題が
これからの見どころになっていきそうです。
警察も軍隊もない世界で、どうすれば平和と秩序を保っていけるのか。
ピルチャー博士の考え方にも一理あるような気がしてしまいました。
次が楽しみです。
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ウェイワード・パインズS1#6「選ばれた者たち」
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