22話「神の所在」は最終話にふさわしい圧巻のエピソードでした。
マシンがルートの命を救うため自分の所在をサマリタンに明かし、
リースとイライアス、ファスコがドミニクのブラザーフッドに捕まったままで終わった
21話「病棟」――。
今年の秋には見られるだろう第5シーズンにそなえ、
最終話を簡単にまとめておきます。
ネタバレご注意ください。
サマリタンに追いつめられるマシン
西海岸から電力サージが広がっているアメリカ。
ハロルドとルートは隠れ家で壁の向こうからの電話より、緊急コードと
314の番号を伝えられる。
ルートは「あのブリーフケース」のことだと気づき、
フィンチを引き連れ、マシンの指示に従って動き出す。
高性能の暗視ゴーグルと、
ケイレブの圧縮アルゴリズムとRAMチップを確保する。
シーズン2でハロルドたちが救った高校生のケイレブは
S4で大企業のCEOになってました。
ケイレブがハロルドに恩返しをする形となるこのシーンが良かった。
電力サージって意味がよくわからなかったんだけど、ちょっと調べてみたら
【電気系統などに対して、異常に高い電圧が瞬間的に発生する現象のこと。
サージが発生すると、電源や電話線を通じて電子機器に過大な電圧が加わる】ですって。
サマリタンはマシンを無力化するために、西海岸から米全域に向けて
この電力サージで追いつめていったんですね。
ドミニクの狙い
イライアスに取って代わって街を支配するため、ハロルドを従わせることがカギ。
ドミニクがイライアスとハーパーを始末してハロルドを確保しに行こうとしたとき、
ファックスでリースに攻撃法の指示が届く。
先にハーパーに助けられていたファスコが部隊を引き連れ突入。
ブラザーフッドは征圧される。
ドミニク、イライアスがファスコの車で護送される途中、
イライアスの腹心の車が激突、イライアスを救い出して逃げようとするが――
ファックス届いたあとのリースは、エネルギー充填完了したサイボーグのようでした。
スーツのバットマンとはよく言ったもんだわ。
コントロールとグリア
コントロールはサマリタンによる5月6日粛正、ワシントンへのテロ攻撃を確信する。
隠れ家で爆弾製造の証拠も発見。
グリアを呼び出して問いつめるうち、裁判所を爆破するつもりだと気づき
部下に爆弾を捜させるが見つからない。
終始無表情のグリアは、サマリタンは幼稚なことはしない。
標的を確実に定め、隠密に事を運ぶ。
――その頃、横転した護送車から逃げ出たドミニク、イライアスが狙撃され
コントロールの部下たちもそれぞれの場所で暗殺される。
コントロールの行動はすべてサマリタンの計画だったんですね。
裏切るかどうかテストされてたとは。
これでコントロールはどこかに投獄されるかして葬られてしまうようです。
イライアスの死は残念だな~。
もう少しリースたちとの微妙な協力関係を描いてほしかった。
マシンの所在
ハロルド、ルート、リースがマシンに導かれていった場所は
変電所の設備を整えたアパートメントだった。
ハロルドは、2年前にマシンが移動した先は電線だったと気付く。
電力サージはもう間近まで迫り、マシンは瀕死の状態だ。
その核の部分をブリーフケースのRAMに圧縮して保存すれば、
救うことも可能だ。
そうこうしてる間にアパートは30人近いグリアの部下に包囲され、
リースとルートが必死に応戦する。
ルートが数話前に手に入れたブリーフケース、
何のためかと思ったら、アラジンの魔法のランプの役目だったんですね~
圧縮アルゴリズムとRAMの役目もわかったけど、
アレ?暗視ゴーグルはどっかで使ったっけ?
マシンが死を覚悟
電力サージに追いつめられて瀕死のマシンは、
創り主であるハロルドに謝罪と感謝と別れのメッセージを送る。
「死なせはしない」と答えるハロルド。
ついにアパート内の電子機器にサージが襲いかかると、
ハロルドは火花を飛ばすケースを必死で守る。
リースは何とか外の包囲網を征圧。
3人は新たに到着した敵と戦いながらその場を脱出する。
ハロルドの手には、マシンのかすかな命の光をともすケースが握られていた。
――――――
マシンが「ファーザー」ハロルドにメッセージを送ってきたシーン。
「私を造ってくれてありがとう」ときた日には、
人工知能相手に、不覚にも目頭が熱くなってしまった。
ルートが「彼女」と呼ぶ理由が初めて実感できた気がします。
POIが第5シーズンの13話で終わるのかわからないけど、
この最終話を見たあとでは、それも仕方ないのかなと思えてきた
マシンとサマリタンの闘いという大風呂敷を広げてしまった以上、
これをうまくたたんだとして、
じゃあ次のストーリーを、というのは結構ハードル高いかも。
ただ、これだけキャラクター設定がしっかりできたドラマだから、
シーズン5でとりあえず、マシンvsサマリタンのお話は締めて、
それこそバットマンシリーズのように、
次の脅威と戦うストーリーを作る可能性もアリ、と思いたい。
視聴率低下がささやかれてるけど、
スーパーナチュラルだってキャラクターの魅力だけで
シーズン重ねてるようなもんですしね~。
根強いファンがいれば存続可能かも。
なにしろ次のシーズン、
ショウの復帰でいっきに巻き返しを願いたいです。
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パーソン・オブ・インタレストS4#22 圧巻の最終話「神の所在」
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