フリンジシーズン3、すべて見終わりました
今シーズンは特にめまぐるしかった~
しかも工夫がたっぷり。
意味不明も、違和感も、ドカーンと噴き飛ばす面白さでした。
ネタバレ要注意です
今シーズンは、あちらの世界とこちらの世界のオリビア・ダナムが
入れかわるところから始まります。
↑ ↑ ↑このオリビアは
あちらの世界で「あちらの記憶を組みこまれた」こちらのオリビア??
や、ややこしい……
このオリビアは、↓ あちらの世界から送りこまれた悪い(?)オリビア。
このオリビアがこちらの世界のピーターを騙し、いい仲になって
あちらの世界にもどってからピーターの子を懐妊。
それがのちに「装置」を起動させるカギとなったり……。
今シーズンのフリンジはアイデアが満載でした。
視聴者もついていくのが大変だけどハマったら抜けられなくなる面白さ。
とくに、あちらの世界とこちらの世界のオリビアを演じ分け、
さらにウィリアム・ベル(レオナード・ニモイ)の意識が乗りうつったオリビア、
最終話には15年後のオリビアと、主演女優のアナ・トーヴの演技は秀逸でした。
ウィリアム・ベルが乗りうつったオリビア。
ちょっと間の抜けたこちらの世界のウォルターと、
あちらの世界の冷酷な長官ウォルターネイトを演じ分けたジョン・ノーブルもそれは同じ。
まるで別人に見えました。
若干ムリもありつつ、こんな若き日のウォルターも演じました。
シーズン終盤では、オリビアの意識に入るという設定で
アニメーションストーリーまで飛び出しました。
制作スタッフのこうした遊び心は、ちょっとスーパーナチュラルにも
通じるところがありますね。
どちらも、最終的テーマは世界の終焉だし……。
さて、おそらくは一年後になるであろうシーズン4のDVD化にそなえ
シーズン3のファイナルエピをちょっと書き留めておきます。
ウォルターネイトが国防長官をつとめるあちらの世界は終焉が近づき
そのウォルターネイトの陰謀で、こちらの世界にも影響が現れてきた。
(500頭の羊がとつぜん消えたり、雷で何十人もいっぺんに死んだり)
量子(?)だかの歪みが原因らしい……。
とにかく、こちらの世界も休息に終わりに近づきつつある。
それをとめるには、ピーターが装置に入るしかない!
ということで、装置に入ったわけですが、
そこでピーターは十数年後の未来を見てくるわけです。
ピーターが装置に入ったことにより、「あちらの世界」は崩壊し、
その責任を負ってウォルター博士は投獄されている。
オリビアとピーターは結婚しているが、
「こちらの世界」もワームホールがあちこちにできて、確実に終焉に近づいている。
そんな中、なぜか「あちらの世界」のウォルターネイトが「こちら」にいて
息子ピーターと、そのピーターを盗んだウォルターに復讐するため
オリビアを殺す――。
が、それはあくまでピーターが装置のなかで60秒間に見た未来のこと。
ピーターはその間に何かを悟り、装置を作動させます。
そして、次の瞬間、装置の周囲には、あちらとこちらの世界が合体。
ウォルターとウォルターネイト、
二人のオリビアが、ひとつの場所へ。
そしてピーターは一人、みんなに訴える。
「最初の人々は俺たちさ、正確にはウォルター、あんたのことさ。
勝者などいない。両世界は切り離せないんだ。
一方が崩壊すれば、すべての人が死ぬ。
だから両世界に穴をあけて、この場所につなげた。
力を合わせて修復を……」
といって、ピーターが消える。
オリビアが言います。
「過去はともかく、大切なのは今よ。
修復を始めなければ」
そして画面は切り替わり、何人もの監視人。
似たような顔した監視人どうしで話します。」
「君は正しかった。誰もピーターを覚えていない」
「当然だ。元から存在などしていない」
「彼は役目を全うした」
で、終わり。
うわーーーーー、なぞだ謎すぎる
4シーズンが待ちきれない。
私、ついて行けるかしら?
今回のシーズンでスキだったのは、
あちらの世界の性格的に明るいオリビア。
ピーターの子をはらんだことにより、つらい目にもあい、
最後にはウォルターネイトに歯向かって、「こちらの世界」を
助けにいこうとしたガッツのある女捜査官です。
あ、それと、サービスエピの。LSDでイッちゃったブロイルズ捜査官
オチャメでした
アナ・トーヴとジョン・ノーブル、ふたりとも素顔はずいぶん若いのね。