#6「葬られた過去」で、別人のようになって登場した総督(ガバナー)ですが……
ネタバレご注意です。
支配していた町で部下だった男マルティネスと再会したところで
このお話は終わりました。
新しい家族のような人たちと巡り合って、
ウォーカーとなって死んだわが妻、わが娘と重ね合わせるようにして
リリーをいたわり、メーガンをかわいがります。
この人、この家族のために心を入れ替えるのかと思ったら、
やっぱり、人の本性というのは変わらない。
何度も、何かを考えるようなワンショットが
すごくすごくぶきみでありましたが……
ついにその本性をあらわにし、マルティネスを殺害。
さらに、キャンプのリーダーとなった男をも殺し、
またしてもリーダーとして、集団を仕切り始めるのです。
人間というのは、どうなろうとやはり性格は変われないというか
ガバナー(ブライアン)にしてみたら、自分の偽家族を守るための
正義なのかもしれないけど、それはあまりに自己中心的。
近代社会の、ある程度の教育も受けてきたであろう人々でさえ
こんな無法地帯となれば、紀元前のスパルタカスの時代と同じような
人間の本性と本性のぶつかりあいになってしまうのです。
正義とモラルと生き抜くこととのあいだで葛藤する人間たちが
じつにリアルに描かれているウォーキングデッド。
これからも目が離せません。
#7 蘇る過去で、
「ここよりもっといい場所がある」とニセ家族たちに言って、
リックたちの刑務所に向かったブライアン。
その銃口の先には……
いったいどうなるのでしょう。
シーズン4は16まであるので、、まだしばらく
ハラハラドキドキが楽しめそうです。